陸上競技柏崎選手権大会

昨日今日と柏崎では今シーズン初めての陸上の大会が開催されました。毎年この時期に「柏崎選手権」が行われています。私が中学生の頃から続いている大会で、今回で53回になります。今年は県内の各処で同じような選手権大会が開催されたため、出場選手が例年より少なかったように感じましたが、小学生から高校一般まで、あるいは市外はもちろん県外の選手も出場していました。天気も競技をするにはちょうどいいものでした。

陸上競技は「風」による影響がそれなりに大きいものです。向かい風ではもちろん記録が出にくくなりますし、追い風でも2mを超すと公認記録(大会新記録など)にはならないのです。ですから陸上競技の選手には「風」にこだわる選手も多いのです。その中で、柏崎市陸上競技場での大会が多くの選手から選ばれる要因が実はあるのです。それは、通常の100mのスタートだけではなく、バックストレッチを使っての単距離スタートができるというところです。つまり風向きによって短距離のスタート位置を追い風を使える向きで行えるのです。これはほかの競技場にはない特殊な仕組みなのです。今回も昨日は追い風になるように短距離はバックストレッチを使っての競技になりました。

大会以外のところのことを2つ記します。

1つ目は陸上競技場のスタンドの工事のことです。スタンド自体の工事ではなく、その屋根の工事です。柏崎市の公共施設では1つを除きすべての耐震化がなされています。その1つというのがこの競技場のスタンドの屋根でした。その改修工事を昨年から行っているのですが、当初の予定では今頃は完成しているはずでした。それが8月まで工期が延長しています。その理由が、屋根を取り外して耐震工事をすることになっていたのですが、いざ外してみたらその屋根の鉄筋部分が想定以上に腐食が進んでいたため、そこの改修の行わなければならなくなったため、延期せざるを得なくなったとのことでした。工期が長引いた分今年の春から夏にかけて柏崎の競技場で行う予定だった大会ができず、会場を変更することになってしまったということがありました。この写真は現在の工事中のスタンド部分です。

2つ目は各学校が選手の控え場所として立てるテントのことです。一昔前は鉄骨で組み立てて天幕を張っていたタイプのテントでした。今でのいろいろなイベント会場で設置しているようなテントです。それが簡単に設置できるタイプになり、今ではアウトドアでも使えるようなドーム型のテントになっています。多くの学校がそのタイプを使っているため、写真のように今までの陸上大会のスタンドの雰囲気とは違った感じがしました。昨日も優れたものになり、少人数でも建てられ、進化しているのですね。

投稿者: shigeno