議員になってから毎年この市教育センター研修の講座には参加させていただいています。教育関係に問題意識を持つものとして、学校現場の様子や市としての教育の方向性、教職員の資質向上に向けた取り組みがどうであるのかなどについて確認することも必要だと思い、参加させていただいています。予算がどれだけ計上され、どのように活用され、成果としてどうであったかについては数値を見たり、常任委員会での質疑を通してそれなりに確認できるでしょう。しかし、教職員がどんな意識をもって日々の教育活動にあたっているのか、子どもたちにとってどうすることが効果的なのか、柏崎市全体の取り組み方針に沿っているのかなど、何を根拠に考えて取り組んでいるのかについては、このような研修の場に参加し実際の教職員の皆様の顔を見て、感じるものがたくさんあると思い、参加しています。
今日は情報モラル教育についての悉皆の研修でした。タブレット端末の導入がなされたことからも、この情報モラル教育の必要性はそれまでに比べ格段と高くなってきていると思います。今日の講座では、情報モラル教育の3つンポイントを紹介していました。「情報活用能力の育成」「GIGA端末の使用方法や目的の理解」「自分事として考える情報モラル教育」でした。教育界だけではないことですが、「知識や事例ベースでの研修では他人事になる」のです。どうしても自覚を促すことができない、と話していました。こういうことですよね。議員としても研修や視察に行って。知識や事例を学んできてもどうしても他人事、他の自治体だから、で終わってしまいがちになります。私自身がそうですから、…どうしたらいいのか考えなければなりません。それはそうと、今日の講座の中で、児童生徒に配付してあるタブレットの端末の破損や紛失のことが話題になりました。破損は令和3年度が7台、令和4年度が8台、令和5年度が18台とのことでした。紛失の数は言われませんでしたが、いくつかあるようです。また、令和7年度からはタブレット端末の入れ替え時期になってきます。こうしたこと(破損対応や入れ替え)に関しての予算も組まれることでしょうが、予算書の確認や決算状況の確認も適切に行いたいと思います。適切な質疑を行うためにもこういう講座に参加して、学校現場の様子を確認することも必要だ、と思うのです。
議員としての視点だけではなく、市民として、教職経験者としての子どもたちへの指導の在り方については関心があるところです。こっちの視点のほうが大きいのかもしれませんが。いずれにしても教育委員会、教育センターの指導のもと、学校現場の教職員の方々の頑張りに期待しています。