今年は曜日の関係で今日が御用始めでした。夕方からは柏崎市の新年賀詞交換会が600人を超す方々が集まる中、行われました。商工会議所をはじめとして、柏崎市の経済界の中心をなす方々が集まり、1年の弥栄(いやさか)を祈りながら懇談しました。
刻々と変わる世界情勢の中にあって、柏崎市としてもその影響は大きく受けることになります。ただ、経済のことだけでなく、教育や福祉、医療のことに思考を傾けることが必要です。経済活動があっての福祉や教育だ、と所信表明で市長は話しましたが、本当にそうなのでしょうか。地方公共団体としてはたとえ経済が思うとおりに回っていなくても、そこに住んでいる方々の福祉の増進、これは満足感という意味での福祉ですが、を図ることはその使命でもあると思います。経済活動は確かに大切ですが、それがなくては何も話が進まないということではないはずです。少なくても私はそう考えます。中には、経済活動をして税金を納めているのだから公務員はしもべとして働くものだ、と考えている人もいるかもしれません。しかし、その経済活動に思う存分取り組める環境を整えているのは公務員ではないのでしょうか。消防や警察といった安全・安心な生活環境の維持、子どもの教育活動、ごみの収集、子育てや高齢者への支援など多岐にわたる活動を行い、利潤を追求している企業を支えているとも捉えられます。お互いがそれぞれの職種を尊重し合うことはもとより、経済だ福祉だという優先順位を決めての言い方はいかがなものでしょうか。なんて、新年早々する話ではありませんでしたね。