2023年2月定例会議終了

2月16日に始まった2月定例会議が今日、終わりました。後半からは来年度の当初予算の審査がメインでした。その当初予算も19日の予算決算常任委員会にて、原案の通り可決すべきものと決していました。今日は今定例会議に上程された議案の採決を取りましたが、すべての議案について原案の通り可決しました。当初予算については19日の予算決算常任委員会で取りまとめた通りの結果でした。一般会計予算では1つの会派から反対の討論、3つの会派から賛成の討論がありました。また、人事案件の一つであった副市長人事も可決しました。4月からは副市長が二人体制になります。

その後は今日、上程された補正予算の審議を行いましたが、それも質疑、討論なく、原案の通りに可決しました。ここまでは大きな問題もなく進みましたが、最後の請願の審議がかなり時間がかかりました。8人が討論をしたのです。10時から始まった本会議、12時少し前に原発の請願の審議の前まで終わりました。しかし、休憩に入らずに進み、この原発に関しての請願の審議をしたのです。討論の途中の13時でいったん休憩をはさみ、13時20分から再開し、最終的に採決を済ませたのが14時5分でした。昼食休憩をとることができたのが14時5分以降でしたから、これほど長くなったのは、私が議員になってからも初めてでした。

それはともかく、原発再稼働に関しての請願です。その審査はまず、2月27日に付託先の原発特別委員会で行われました。そこでは反対討論を3人、賛成討論を5人の議員が行いました。特別委員会での結果としては、賛成多数でこの請願を採択すべきものとしました。この原発に関する請願とは、その趣旨を「柏崎刈羽原子力発電所において国の新規制基準に適合すると判断された号機について、一日も早い運転再開を求める」とするもので、柏崎商工会議所や柏崎市商工会など6団体が請願者となり、2月1日に市議会に提出されたものです。今ほど記したように、この請願は原発特別委員会に付託されて、そこで審査をしたのですが、その特別委員会には副議長は所属していないのです。ですから、私は特別委員会での審査には参加せず、傍聴していました。私も意思を表明する必要を感じていましたので、今日は討論をさせてもらいました。賛成討論です。実は私は議員になって原発に関しての発言は1回しかしておりません。その1回とは、前回2015年6月に出された請願審査での討論でした。しかもそこでは反対討論をしたのです。その趣旨は、私が議員に当選してわずか2か月しか経っていない時点での請願だったので、結論を出すには拙速すぎる、というものでした。今回の請願はそれ以来8年以上経っています。この間、自分なりに、そして議会としても研究してきました。この8年の間、一般質問でも、代表質問でも原発に関しての質問はしてきませんでしたが、それなりに真剣にこの問題に関しては研究し、自分なりの結論を持っていました。そういうことを今回の討論で話したのです。私が一番話したかったことは、原発に関しては、市民の安全安心が大前提である、ということはもちろんのことですが、市民の中で市に貢献したいと頑張っている方々を応援することは、議会としての役割の一つではないか、ということです。

本会議での結果は、賛成多数で本請願を採択することに決しました。賛成16対反対5のスコアでした。だからと言って原発が再稼働するということではありません。柏崎市民の民意を代表した結論を出した、ということです。

投稿者: shigeno