高柳保育園お別れ展示会

昨年度から「休園」の形を取っていた高柳保育園でしたが、この3月末をもって「閉園」となります。今からおよそ50年前昭和47年の開園当時には94人の園児がいましたが、最後の年令和3年度は在籍が3人となってしまいました。今日の展示会には地元の方を中心に大勢の方々が保育園に来ていました。年配の方も少なくなく、ご自身のお子さんが通っていた校舎を懐かしく思っていた様子でした。

写真では昭和の時代のもの、中には白黒写真もあり、それだけで長い歴史を感じました。なた、保育園の活動を記録したビデオも上映していました。VHSです。私が見たビデオは平成10年度の活動でした。画面の中の園児はとてもかわいらしく、元気いっぱいでしたが、その人たちは今はもう30歳を迎えています。そばにいた保育士さんに映っている子はもう30歳なのですね、と声をかけたら、はっとしたように現実を思い、驚いていました。元気な子どもたちももう立派な大人、いつまでの子どものままではありません。月日の経つ早さを実感しました。

前にも記した通り、私の父の代までは高柳に住んでいました。ですから私が小学校の時までは月に何回かはその時には祖父母が住んでいた荻ノ島の家に通っていた思い出があります。当時はその荻ノ島の家の近所に何人もの子どもがいて、前の鯖石川で釣りをしたり泳いだり、冬は家の前の坂でスキーをした記憶があります。そんな高柳がどんどん寂しくなっていく感じがします。

今日の保育園の閉園の展示会、そして3月には小学校の閉校式典があります。中学校は既に第五中学校と統合しましたので、今年度をもって高柳地区にはすべての学校・保育園がなくなることになります。柏崎市では小中学校の学区再編、いわゆる統廃合を進めています。令和8年度には米山小学校と鯨波小学校と剣野小学校が、中通小学校と日吉小学校がそれぞれ統合します。そして令和12年度には中学校の統合が行われようとしています。また学区等審議会が立ち上ががり、その検討を始めることになります。

投稿者: shigeno