市教育センター研修 中学校部活動地域移行に関する研修

今日は今中学校で進めている部活動の土日の地域移行に関する研修を参観しました。今日は午前中に中学校の各学校の部活動主任と各競技の担当副部長(教員)を対象にした研修が、同じような内容でしたが、夜には部活動指導員(地域の方)を対象にした研修がありました。国では令和8年度からの完全実施を目指して地域移行を進めています。それを受けて柏崎市でもスポーツ協会に所属している各競技の指導者から協力を得て、あるいは吹奏楽部は吹奏楽連盟の方の強力を得て、システムの構築に向けて進めています。実は私も勘違いをしていたのですが、今進めているのは、中学校の部活動の社会体育への移行ではなく、土日の部活動の地域移行です。ですから平日は今まで通り学校の顧問による指導が中心になります。そこでもややこしい感じなのですが、部活動指導員は平日の部活動も各学校等へ出向いて指導は行っています。部活動指導員は今年度16人が市に登録して要望があった中学校の部活動の指導に関わっています。

午前中の教員を対象にした研修は、今の現状をしっかりと理解し、当事者として学校内の部活動の運営をどうしていくべきかを考えている方々ですから、取り組みの熱量はかなりのものでした。今の若い教員の中には部活動の担当を外してもらうように希望する人もいるとのことですから、一昔前の教員像、生徒指導の在り方など当てはめようとしてはいけないのかもしれません。学校現場の苦労が想像できました。

夜の部活動指導員を対象にした研修では、15名の参加のもとでしたが、それぞれの競技や吹奏楽でそれなりの活躍、指導歴を積み重ねた方々という参加者のような感じでした。というのは二つの感想があって、一つは指導技術が卓越している人達で頼もしい、というもので、もう一つが、ご自身の指導法に固執してしまっていないかという心配でした。当然、後者に関してはそれぞれがすでに乗り越えてきていることだと思いますので余計なお世話だと思います。部活動指導員は土日のみならず、平日の部活動にも指導者として参加している方もいるとのことです。今日の研修での意見交換時にも交わされていましたが、学校の部活動顧問との関係性をどう構築していくのか、生徒のみならず保護者への関わり方、そもそも指導の時間が十分に確保できない現状をどうしていくのか、などの課題解決をうまく進めていくことで、令和8年度への土台をつくってほしい度思いました。

投稿者: shigeno