大雪への対応をまとめました

昨年12月19日、20日に降り積もった雪、時間にしてわずか20時間くらいの降雪でしたが、それによって市内の交通網が寸断され、倒木による停電、それによる死亡者が出るなど全国ニュースにもなりました。今シーズンが始まったばかりの時期の大雪で、除雪体制も十分に整っていなかったこともあったり、国道でのトラックのトラブルが複数個所で起こったり、不運も重なったのかもしれません。

今日までに議会としてもこの大雪に対しての市の対応等について提言をまとめました。今後、市当局に提出することになります。そのまとめの会議の中で、私が市民から聞いた話をさせてもらいました。いい話です。それは、19日に帰宅しようと職場を出たのですが、国道が渋滞していたため帰宅できず、職場で一晩過ごした人の話です。どういう状況なのかを確認するために市役所の除雪担当課(道路維持課)に携帯から電話したとのことです。そこでは渋滞の状況しかわからなかったのですが、翌日、市役所から折り返しの電話が来たのです。連絡先も教えなかったにもかかわらず、着信履歴を見て、連絡した来たようです。現在は何とかバイパスの渋滞が解消されているので、国道まで来れるのであれば帰宅できますよ、との連絡だったとのことです。予想もしていなかった折り返しの連絡、ものすごくうれしかったそうです。感謝し、すぐに帰宅できたとのことです。この話を聞いて、私も自分が褒められたかのようにうれしく感じました。このように、市役所職員はそれぞれ一生懸命活動し、市民に情報を流し、何とかしようとしています。市の職員だから市民のために仕事をするのは当たり前だ、と言う人もいます。そうかもしれませんが、当たり前のことをしているのだから感謝などしない、のではなく、お互いの立場や取組状況を理解しつつ、みんなでみんなを支えるにはどうしたらいいのかを考えてみると、違った気持になったり、言葉遣いも変わってくるのかもしれません。

1月の下旬とはいえ、まだ冬が終わったわけではありません。また同じような降雪があるかもしれません。今日も除雪が大変でしたね。除雪のときほどその人の人格が現れると言われています。権利だとして自分のことを主張するだけだったり、隣近所のことすら気にかけられなかったりするのではなく、こういう時こそ「お互いさま」です。みんなで乗り切っていきたいものです。

投稿者: shigeno