本会議

3日まで総務、文教厚生、産業建設分科会で審査してきた2021年度決算の報告を昨日の予算決算常任委員会で行いました。報告の後、討論採決と進みました。認めないという反対討論もありましたが、採決の結果賛成多数により原案の通り認めるものとして決しました。そして今日の本会議です。そこでも反対討論はありましたが、提出されていた一般会計から特別会計すべてを認めることに決まりました。それにより、長かった9月定例会議も今日で終わりました。

午後からは第五次総合計画前期基本計画の総括についての説明がありました。前期基本計画は昨年度で終了し、現在は後期基本計画の沿った取り組みが行われています。総合計画というものは市に様々ある計画の最も基本となる再重要計画です。総合計画にのっとって各種計画が策定されていきます。総合計画は8年間を一区切りとし、その中でも前期と後期に分けて評価し修正をかけています。この第五次総合計画の前期基本計画の中でよくないと評価しているものが、人口動態の推測の甘さです。人口減少は進んでいくと想定はしていましたが、現在のように年間1000人どころか12000人くらい減少していく状況は予想していませんでした。この人口減の加速を見通せなかったことがすべての計画を甘く考えてしまったいたことにつながると思うのです。そこを分析し、後期基本計画はすでに動き出していますが、その分析結果を活かしていってほしいと思います。

少し別の話になってしまいますが、国道8号バイパスのことです。今年中に剣野から鯨波までの開通がなされ、全体のおよそ半分の区間が完成します。8号線と116号線の合流部分に近いところから鯨波までの全線が開通したのならば、上越方面から長岡方面までの移動はどうなるでしょうか。優先道路が8号バイパスになりますから、今の柏崎市内を抜けるように移動する車はなくなると想像します。116号線の和島村、巻町のような感じになってしまいます。人口流出は今以上になることは想像に難くありません。つまり、第六次総合計画立案のときは加速度的に人口減少が進んでいくことも含めた計画づくりが求められると思います。人口減少をできるだけ緩やかにしていくことが今の柏崎にいる私たちの責務だと思っていますが。

投稿者: shigeno