性とあり方と多様性について

今日はかしわざき男女共同参画推進市民会議主催による講演会が行われました。テーマは標記の通りです。LGBTなど性的少数者についての理解の促進、周りの人の対応の仕方などについて学びました講師は一般財団方針LGBT新潟代表の木村圭李さんでした。木村さんはトランスジェンダーの当事者としてこのことについての理解促進などの活動をしています。このLGBT新潟は2019年に設立され、10年後の差別が解消した社会の実現に向けて粛々と活動している団体です。デモなど過激なことはやっていないとのことでした。

講演で印象に残ったことをいくつか以下に記します。

  • 日本では10人に1人がLGBT性的少数者に該当する人と言われており、これは血液型がAB型の人や左利きの人と同じくらいの割合。
  • LGBTの人の56%は小学校入学前に性自認に対して違和感を持ち、10代でそれが確信に至る。
  • 女性の同性愛者に対した「レズ」、男性の同性愛者に対した「ホモ」は差別用語。また、「おなべ」「おかま」「お姉」「ニューハーフ」も差別用語になる。

ご自身の生い立ちや誤った知識や行動による悲劇についても話を聞きました。「無知が差別の始まり」とよく言います。物事の本質を知ること、現状を知ることにより、それまでの自分の考え方がいかに不適切なものだったのか、偏見に満ちていたものだったかがわかることもあります。これからもこのような勉強を積み重ねるとともに、自分の周りに、こういうことを伝え広めていきたいと感じました。

実は今、議会の一般質問をつくっていることもあり、「ジェンダー平等」について考えています。LGBTの方が感じるジェンダー平等について個人的にもう少し意見交換をしたかったのですが、それはまた別の機会にしたいと思います。講師の木村さん、かしわざき男女共同参画推進市民会議の皆様、ありがとうございました。

投稿者: shigeno