小学校音楽会

今日は地元の小学校、柏崎小学校の音楽会でした。来賓として鑑賞させていただきました。

新規感染者が減少しているとはいえ、コロナ禍のこの時期ですから、様々な感染症対策が施されていました。通常では考えられないマスクをしての合唱だったり、鑑賞する保護者も学年ごとに入れ替えだったり、仕方のないこととはいえ教育活動の発表会としてはあまり望ましいことではないと思います。昨年も同じように制限のある中での教育活動でしたから、小学校の低学年の子どもはこれが当たり前の学校生活だと思い込んでしまいます。顔の半分から下が見えない中での交流、誰が話をしているのかさえ分かりにくい状況、などは人の顔の表情を見て、感情の豊かさを感じること、読み取ることの力が育ちません。今流行りのリモート、テレビ電話でも相手の動きは分かりますが、お互いの視線が合うことはありません。相手の目を見ないで心の交流などできないと思いますので、子どもの成長が心配です。

余計なことを書いてしまいました。

さて、今日の音楽会ですが、1年生から順番に6年生までの発表を見ました。1年生の発表を見ていた来賓から、半年でこんなに成長したのか、と驚きの声が聞かれました。小学1年生の1年間はもしかすると人として社会性が身に付く時期として最も大きく成長する時期かもしれません。残念ながら合唱のときの大きな口を見ることはできませんでしたが、きっと全員が大きな口を開けて一生懸命歌ったと思います。指導してくださっている先生方の力量が伝わります。

それにしても学校イベントで招かれた時の話題は、子どもが少なくなったねえ、というものです。柏崎市出身の方にとって、自分の母校の児童生徒数の減少、あるいは学校の存続は気になるものです。ちなみに、2020年1月から12月までの1年間で柏崎市で生まれた赤ちゃんの数は411人で、2019年の1年間より71人少ないものでした。年間の出生数が500人を切ったと数年前に報道されてから、あっという間の411人です。この流れだと今年2021年はもしかすると出生数が400人を切るかもしれません。市内の学校の統廃合どころか柏崎市自体の存続の危機でもあります。

小学校の音楽会の話からおかしな方向に行ってしまいましたが、今日の音楽会は久しぶりに心が洗われるような、気持ちのいい時間を過ごさせていただきました。柏崎小学校の先生方、ありがとうございました。

投稿者: shigeno