柏崎市立博物館

博物館長さんと話をしてきました。柏崎の博物館は単に柏崎の自然や歴史、プラネタリウムを見て学ぶだけの施設ではなく、柏崎の成り立ちや歴史上の出来事、偉人などについてもそれらの遺品などを所蔵するとともにデータとしてまとめ、ウェブ上でも簡単に閲覧することができるようにしています。

今日の話は主に、WEBミュージアムという柏崎の歴史、主に人物についてまとめた学習教材に載っている柏崎の先人の遺品についてのものでした。私のこのサイト内にも数回紹介している「坂田体育研究所」を管理していた「坂田四郎吉」先生の遺品についてです。坂田四郎吉先生は柏崎市の体育の発展に尽力され、多大な功績を残しています。現在の柏崎市陸上競技場内にもその像が建てられています。現在、坂田先生の所蔵品の多くは坂田体育館にあります。正直、保管してあるというものではなく、ただ置いてあるといった方がいい状態です。それらについては以前、柏崎市スポーツ協会に保管をお願いしたこともありましたが、置き場所の関係もあり、受け入れてもらえませんでした。その時は博物館に保管をお願いするという発想は全くありませんでしたので、坂田体育館が閉館した現在もそのままになっています。それが5月6日付に記したように、「勝田忘庵」が揮毫した看板のことから、柏崎の先人・偉人の遺品は博物館が管理しているということが分かり、今日に至りました。

そこで遺品となっているモノの寄付についての話なりました。何でも寄付を受け入れるというものではなく、柏崎の先人としてWEBミュージアムに掲載してある方のモノであり、歴史的にも保存しておくことが適当だと判断されたモノに限るとのことです。ですから今回話をもってきた坂田四郎吉先生はWEBミュージアムに掲載されている方ですが、その遺品等についてはそのまま受け入れてもらえるかは不確定です。館長さんとの話の様子からは興味をもっていただいたように感じましたが。私としても浅からぬ関係がある坂田さんです。坂田先生のモノがしっかりと市で管理していただけると嬉しいと思います。

館長さんとの話はことのほか盛り上がり、坂田先生や勝田さんのことだけではなく、鯨波戦争や綾子舞、観光と関連付けたVRのことなども話題になりました。以前博物館に勤めていた学芸員の佐藤さん(私の同級生です)の話にも至ったり、私にとっては楽しい(?)ひと時になりました。対応してくださった館長さんと係長さんにとっては貴重な時間を割いてくださり感謝しています。

現在柏崎市の最上位計画である総合計画、第5次総合計画の後期計画策定のための検討を市の当局をはじめ私たち議員でも行っています。そこでも柏崎の文化・伝統、あるいは観光、などについての施策があります。今日博物館に来て館長さんと話をした中で、柏崎のブランディングの一部を博物館が担っているのではないかという考えをもちました。柏崎のよさ、歴史や文化を含め、の発信は市外にするだけではなく、市内にお住いの方々へも発信していくことの必要性、大切さを感じました。櫻井市長は小学生には柏崎の歴史や柏崎の偉人についてしっかり学ばせてほしいという話をしています。それこそ博物館に課せられている部分が大きいですよね。これまで以上に博物館の存在について考えるとともに、何か協力できることを自分なりに探していきたいと思いました。

投稿者: shigeno