12月定例会議スタート 市長所信表明

今日から12月定例会議が始まりました。今回は補正予算中心の審議になりますが、市長選後初めての定例会議ということで、今日の会議の冒頭に市長の所信表明がありました。そこでは公約として以下の「約束イレブン」を発表しました。

1 新型コロナウイルス感染症の克服に尽力する。医療、福祉、教育関係者の安全・関心を確保していく。柏崎市独自の経済対策をさらに強化・継続していく。デジタル地域通貨実現への取り組みを始める。

2 豊かな高齢化社会の充実を目指す。特別養護老人ホーム待機者の半減として、要介護4・5の判定をされ、自宅で介護を受けている待機者を一刻も早く解消する。ヤングシニアと言われる60~70歳の人材活躍の場を拡大する。

3 チェレンジド(障害克服に挑戦されている方)、小さなコミュニティ、地域農業への合理的支援を行う。地域交通手段を確保・充実させる。

4 さらに力強い産業支援を行う。デジタル人材、IT技術者を育成する。特に若い人材の育成と雇用の場を確保する。基幹産業たる製造業を圧倒的に支援する。情報産業の底上げを図る。イノシシ対策を徹底する。

5 環境エネルギー産業(水素、蓄電池、廃炉、風力発電部品製造等)を創出し、育成する。地域エネルギー会社の設立、運営を行い、電気料金の50%割引を目指し、圧倒的に安い電力供給による産業支援、新たな企業誘致促進策を進める。2035年、脱炭素のまち・柏崎市スタートを、目指す。脱炭素のまち・柏崎を必ず実現させる。

6 教育環境をさらに整備する。一人1台パソコンの環境を十分に機能させる。指導補助員、介助員をさらに充実させ、小中学校で県内1を目指す。児童生徒の学力を向上させる。全国平均から5ポイントアップを目指す。先生方の「働き方改革」を支援し、少しでもゆとりある環境で、子どもたちの教育、指導がなされるよう労働環境を整える。

7 観光産業の高度化を目指す。若手人材による新たな発想を支援し、補助金を新設する。風の丘米山、高柳じょんのび村、石地海水浴場、西山ふるさと公苑を再興し、拠点として重点整備する。釣り人口のさらなる呼び込みを目指し、環境を整備し、柏崎市海釣り年間大物賞を新設する。

8 原子力発電所の安全確保、安心向上を不断に求めていく。柏崎刈羽原子力発電所7号機再稼働に関する最終判断を行う。再稼働後、東京電力から提出される「廃炉計画」の具体性を厳格に見定めていく。続く6号機の再稼働に関しても同様である。柏崎港の利活用を今まで以上に具現化させ、海上自衛隊や海上保安庁との連携強化を図る。新潟県税である「核燃料税」の地元配分率のアップを継続して求めていく。

9 医療体制をさらに充実させ、市民の安心を確保する。柏崎総合医療センター、国立病院機構新潟病院をはじめ各病院との更なる連携強化、支援を行う。

10 子育て施策をさらに充実させる。セントラルガーデンに子どもの遊び場エリアの設置を検討する。保育園途中入園待機への対応を迅速に行い、市立保育園の民営化に併せ、受入体制を強化する。

11 不断の行政改革・事業峻別を行い、健全財政を維持する。株式会社柏崎パブリックサービス設立を目指し、ヤングシニアの民・官退職者、障害者を登用する。新たなる財源確保を検討、実践する。

この所信表明の後、総額9900万円余りの補正予算が提案されました。新型コロナウイルス感染症のワクチン接種に関わる準備費用やイノシシ対策に充てられます。各常任委員会の審査は15日~17日に行われます。

また、今日の議会運営委員会では、議員定数についての発案がありました。現在の26人定員を「22人」にするという条例改正です。この条例改正についての提案に私も賛同し、提出者の一人となりました。2年前までは現定員26人の維持に賛成してきましたが、その後の社会情勢の変化や後援会の方々との意見交換などを経て、定数の削減を支持することにしました。柏崎市議会は委員会中心で行われており、現在3つの委員会があります。各委員会に7人ずつの配置と議長1人をプラスした、3×7+1=22人で審議、審査を行っていけると考えました。面積的に広い柏崎市ではありますし、8万人ほどの人口ではありますが、議会としての市民との意見交換会や各議員による市民の声を聞かせていただくといった議員活動を通して、市民の代表として、市民の声を市政に届けていくことはできると判断しました。もし、22人という議員定数になることが決まった場合は、私としても今まで以上に市民の皆様との交流の機会を設け、皆様の声を聞かせていただくような活動を増やしていきます。

投稿者: shigeno