柏崎市スポーツ協会100周年記念講演会

柏崎市スポーツ協会が発足して100年が経ちました。100年前に「スポーツ」、当時は「体育」でしたが、それを地域として適切に広めていこうとしていたということが、柏崎の素晴らしさだと思います。戦前の体育は軍隊に入ってもいいように、鍛錬や集団行動、規律の厳守など、厳しいものだったのかもしれません。そんな中、各種目の競技力向上や、楽しみという要素を組み入れた活動になっていたと考えます。

さて、今日はその100周年記念講演会として、あの女子サッカーワールドカップ優勝時の監督、佐々木則夫様を講師として、「世界3大会ファイナルチームの組織マネジメント」を演題とした講演がありました。佐々木元監督が柏崎に来ること自体、ものすごい話題になることなのですが、様々な事情により各スポーツ団体から数名程度の参加での講演会になりました。

講演に中で印象に残っていることは、監督としての心得として11項目上げていました。「責任」「情熱」「誠実さ」「忍耐」「論理的分析志向」「適応能力」「勇気」「知識」「謙虚」「パーソナリティ」「コミュニケーション」です。また、リーダーは孤独だが、孤立してはいけない。ペットトークをしていくこと。プッペトークではダメ。という内容もありました。詳細は記しませんが、実績を残された方が発する言葉には自然と重みがあり、心に落ちていきました。私もごく小さなチームとして、中学校教諭時代に駅伝チームの監督をしていました。そこでのことを思い出しながら聞いていました。

これからの時代、社会体育も変わっていくものになります。中学校の部活動が社会体育に移行していくことになります。ただ、口で言うことは簡単なのですが、それを組織として立ち上げ、子どもをどこで、誰の指導のもと活動させるのか、その時に発生する可能性のある事故のことや指導者の謝礼のことや、様々なことがまだ煮詰まっていません。社会体育と学校部活の連携の在り方、これがしばらくの間柏崎スポーツ協会としての取り組みの中心になるのかもしれません。

投稿者: shigeno