2月定例会議終了

2月17日から始まった2月定例会議でした。この定例会議は来年度予算の審議の会議でもあります。2月定例会議は、補正予算の審査、施政方針に対しての代表質問、一般質問、来年度予算についての財務部長への総括質疑、来年度予算の審査、など通常の定例会議にはないこともあり、それに対しての準備や報告にそれなりの時間がかかりました。今日の本会議で、これまで審査してきたことを採決しました。2022年度一般会計予算、特別会計予算をすべて可決しました。

いくつかのエネルギーに関する条例や予算がありました。地域エネルギー会社に関わる予算や脱炭素エネルギー利活用の促進に関する条例などです。柏崎市では国の2050年のカーボンニュートラルの実現を前倒し、2035年までにそれを達成しようとしています。そのためやや無理があるような取り組みに挑んでいくように見えるかもしれません。議会としても100%納得し、100%成功するものであると確信している、というわけではないと感じます。しかし、挑戦しないと、いろいろなことを開拓しないと目標の実現が難しいということは理解していますので、市民の貴重な税金ではありますが、その予算編成には賛成したのです。これからは私たちもそうですが、市の当局は市民に対してことあるごとにしっかりと説明して、理解していただけるように努めていくことになります。

今日、採決したものの中に1つだけ否決したものがあります。それは、「老齢年金等の抜本的な改善を求める意見書」です。反対多数で否決しました。年金だよりの生活を送っておられる高齢者の方にとって、消費税や医療費の負担割合が増えることで実質の年金収入が減額する現状があるようです。このことについては厚生労働省も見直しをしていこうとしているとのことです。そのような状況がある中、生活をしていく上で困っている方に目を向けて、年金の在り方を見直してほしいという願いは反対することではないと判断しました。この意見書の提出を認めてもらおうとする請願の審査は総務常任委員会で行われました。その審査の様子を見ることはできませんでしたが、はたして反対した理由は何だったのでしょうか。柏崎市にとっての財政支出はありませんし、法律をつくったり改正してほしいということではなく、見直してほしいということであれば・・・。いろいろな考え方があるの議会の方が健全だと思いますし、そういう意見を交わすことが大切だと思います。

次の定例会議は6月です。6月6日から始まります。それまでの間は、4月27日に市民と議員との意見交換会が行われますし、私個人では後援会たよりをつくり、配付したり、文教厚生常任委員会で関わっている「手話言語条例」の策定について進めていくことになります。

投稿者: shigeno