本会議

昨日の予算決算常任委員会で決まったことを本会議で報告し、最終的に議決しました。すべてを原案通り可決しました。そして、昨日記したように附帯決議も可決されました。以下にその附帯決議の全文を記します。

議第75号 令和3(2021)年度一般会計補正予算(第14号)及び議第86号 令和3(2021)年度一般会計補正予算(第15号)に対する附帯決議(案)

 令和3(2021)年度一般会計補正予算(第14号)(以下「14号補正」という。)4款衛生費1項1目保健衛生総務費、医療提供体制整備事業の公的病院運営支援事業において、特別交付税の報告の数値を誤ったことから、令和3(2021)年度一般会計補正予算(第15号)で、同事業費の減額措置が行われた。14号補正の公的病院運営支援事業は、特別交付税を財源として実施する事業であることからすると、特別交付税の交付が確実に見込まれることにより提案すべきものである。加えて、担当職員の事務処理ミスをチェックできなかったことは、市民の市政への信頼を大きく失墜させるものであり、大変遺憾である。 また、公的病院運営支援事業における不採算地区病院に対する財政措置の拡充については、今般の新型コロナウイルス感染症の蔓延が続く中、特別交付税措置を拡充し、地域医療提供体制を確保する観点から、国が地方自治体を経由して補助金を支給するものであり、今回の減額措置は、対象医療機関に本来支給されるべき補助金が支給されないことになる。以上のことから、今後、以下の点に留意した対応を求める。1 今回の事案の原因究明を図り、内部統制など市当局における再発防止策を講じ、二度とこのような誤りが起きないよう是正措置を取ること。2 公的病院運営支援として、早急に新たな支援策を講ずること。以上、決議する。令和3年9月22日 柏崎市議会  理由 一刻も早く市民の信頼回復を図るとともに、市民の安心な暮らしにつながる医療提供体制の確保に積極的に取り組むよう強く求めるため。

昨日も書きましたが、附帯決議の意味と提出方法、修正案との違い、あるいは修正案の意味や議決の手順なども学べました。今回の附帯決議を提出するにあたり、委員として委員会や分科会に参加し質疑や意見を話すだけではなく、議会として必要な用語の意味やそれらを審議し議決する手順などを理解し、多くの人と調整しなければならない委員長の立場では、見たり感じたりするものが違うことがよく分かりました。だからといって審議時間を短縮させるのみを優先し、自分の主義主張を表に出さないような委員長では議員になった意味もありませんので、法令遵守することはもちろんですが自分が納得できるまで周りに働きかけるとともに、落としどころを見据えて調整を行っていきたいと思いました。日々勉強です。

金曜日から、予算決算常任委員会の各分科会で、昨年度2020年度の決算審査を行います。あの分厚い予算書に記されている事業について、各課の課長から説明を受けたのち、担当部分の決算を認めるかどうかを審査します。

午後からは「第五次総合計画後期基本計画」の当局と議員の意見交換会が行われました。今までの意見交換会とは異なり市長が出席し、これまで議会から提出された意見や今日出された意見について答弁というか現在のところの見解を話しました。後期基本計画ですから、前期基本計画と全く違った方針にはならないと思いますが、前期基本計画を策定した時と社会情勢は全くと言っていいほど異なっています。ですから、修正するところは修正し、より現実的な計画にしなければなりません。と同時に、市の当局だけが分かればいい計画ではなく、市民と一緒に取り組めるように分かりやすいものでなければなりません。用語の使い方はもちろん、4年後の柏崎の最終形、都市像を等しくイメージし合えなければなりません。そのための意見交換会だったと思います。議員は意見は言いますが、策定するのは市の当局です。望ましい計画になることを求めます。

投稿者: shigeno