2021年9月定例会議スタート

今日から9月定例会議が始まりました。この9月定例会議は前半に補正予算の審議等を、後半は昨年度2020年度の決算審議を行い、10月8日までの期間です。

今日は9時からの議会運営委員会で始まりました。意見書・請願の取り扱いについて話し合いました。そこで提出された意見書・請願は以下のようなものです。

  • 北朝鮮による拉致問題の早期解決を求める意見書
  • 台湾の世界保健機関(WHO) へのオブザーバー参加を求める意見書
  • 出産育児一時金の増額を求める意見書
  • 新型コロナウイルス感染症など新たな行政需要に対応するための地方財政の充実と強化を求める意見書
  • 中通スマートインターチェンジ設置に関する請願

私たちの会派としては、どの意見書、請願にしても反対するものではないと判断しました。議会運営委員会でも反対意見はなく、委員会発案となります。ただし、コロナ感染症の意見書と請願についてはさらに総務常任委員会で審査していくことになります。

10時から本会議で、補正予算等の議案説明がありました。今回の補正予算の多くは「還付金」で、昨年度の事業が確定したため県や国に返金するものです。ただ市長専決事項として、3億4000万円ほどの予算を、市内事業所に対しての感染症拡大防止協力金として組みました。このように新型コロナウイルス感染症に対して、感染拡大防止と経済対策の両面において一般財源を充てていくことを市としては覚悟していました。およそ11億円ほどです。しかし、国の交付金によりそのすべてをまかなうことができました。

午後からは第5次総合計画後期基本計画の当局との意見交換会でした。この後期基本計画の策定においては議会としても意見をまとめて提出させてもらっています。今日は前回7月19日に行われた意見交換会で提示された骨子にさらに詳細を加えて素案として説明されました。次回は9月22日に意見交換会が行われます。そこで議会から提案した意見に対しての回答が得られるとのことです。当局は様々なデータからこれからの柏崎市の行く末を推定し、これまでに取り組んできた事業を評価して取捨あるいは新たな事業を組み立てています。その中には国が提示している数値をそのまま利用したものもあり、地方都市の柏崎にはそぐわないのではないかと思うのです。そういう指摘を議会として行いながら、より柏崎に適した計画を策定していけるといいと思っています。

その後は「デジタル予算書」で「決算」を審議する際の活用を研修しました。このデジタル予算書は今年度から始めた全国初のものです。当然、予算だけではなく、決算や事業の詳細が分かるものになっています。しかし、決算においては9月13日以降のアップになっているということでしたので、今はまだ一般には見ることができません。今日は公開された時、どのようになるのかについてのデモンストレーションでした。今のところしっかりと活用できるかどうかわかりませんが、議会としても議員としても慣れてスムーズに活用できるようにしていきたいと思います。

投稿者: shigeno