6月定例会議終了

今日の本会議をもって6月定例会議は終了しました。総務常任委員会で審査された1件(6月17日に記してあります)が今定例会議で結論が出ませんでした。そこでは「継続審査」という名称を使っていましたが、今日の議会運営委員会で「継続して審査するもの」という名称に変更しました。「継続審査」は会期中に結論が出ず、次の会期に引き続いて審査を行う、という意味です。柏崎市では通年会期制(5月1日から翌4月30日まで)をとっているため、この継続審査というのは、次の5月1日からの会期に審査を引き継ぐときに使われる用語ということになります。ですから、今6月定例会議で結論がでなくても柏崎市議会では会期が続いていますので、引き続き9月定例会議のときに審査を行うのであれば、「継続して審査するもの」と呼ぶことになります。

それはそうと、補正予算に関しては、昨日の予算決算常任委員会での報告を委員長が行いましたが、全会一致で可決しました。ただ1つ賛否が分かれたものがありました。それは文教厚生常任委員会に提出された請願「加齢性難聴者の補聴器購入に対する公的補助制度創設を求める」ものでした。常任委員会では「不採択」となっていたものです。今日は全議員に諮りましたが、同様に「不採択」となりました。今回の加齢性難聴者の補聴器購入の公的補助については、実際に私の父のことを見ていると必要性を強く感じるものでした。その人の安全、命に関わることにつながります。購入する希望をもっている方の中に、補助があるなら買おう、と行動に移せる人が増える可能性があるなら、進めてもいい、いや進めるべきものではないかと思いました。

柏崎市議会議員に限らず、議員には様々な主義主張の方がいます。そして、その場面ごとに違った顔を見せるものです。そういう私もこれという筋をどれだけ持っているか、通そうとしているのか、と振り返った時、あいまいなことも少なくないことに気づきます。当然、不勉強なこともたくさんあります。議会で話題になって初めて勉強を始めるなんてこともあります。そういういろいろな考え方をもっている議員、立場が違っている議員がいるからこそ、その議会は健全だと思うのです。お互いの主義主張、考え方を直接議論することが必要なことであり、そのことで自分としては今まで気づかなかったものの見方や考え方を知ることにもつながります。・・・最後はまとまらなくなってしまいました。

今6月定例会議は議会人事も一新され、新たな気持ちで臨んだ半面、ややもやもやしたものが残りました。議会内の人事のことから一般質問での私の考え方と市の見解との不一致などですが、これも私の議会人として活動していくための糧としていきたいと思います。ただ、今日の本会議の議場に参加していた総合企画部長の襟もとに「SDGsバッジ」がついていたことには驚くとともに、うれしく思いました。一般質問以来何度となく意見交換させてもらっていた部長が、少し私たちの考えをくみ取り、寄り添いの態度を見せてくれたことはよかったと思います。柏崎市がSDGsウォッシュにならないようにと、職員として頑張れる精一杯の行動かもしれません。これが市長の襟もとだと市民への影響も大きく、「SDGs日本モデル宣言賛同自治体」としての覚悟を感じられるところなのですが。

次回9月定例会議は9月6日(月)から始まります。その直前には一般質問の提出になります。それまでの間に、多くの方々と意見交換したり、個人テーマの研究を進めていきたいと思います。

投稿者: shigeno