随時会議 高齢者へのワクチン接種

柏崎市議会は通年議会を採用しているため、定例会議の期間だけではなく、年間を通して議長が招集できる随時会議が行われます。今日の随時会議は「契約の締結」と「原子力発電所の安全確保とエネルギー政策に対する意見書」についてが主な審議内容でした。

契約については、防災情報通信システム受信設備整備工事をおよそ5億円で新潟市にあるNECネッツエスアイと締結したものです。意見書については、簡単に記すと、国に原子力発電の在り方、国策として進めていることに対して国民に説明したり安全対策を強化したりするなどもっとしっかりやってほしいことを要望するものです。議員間でも質疑があり、全会一致しませんでしたが、賛成多数で可決しました。私は、原子力発電の根本に対する問題解決は国民間で議論を進めることは必要なことだと考えていますが、今ここにある原子力発電所に対しては、適切な設備等を整えたのち、有効に活用するべきだという立場です。

随時会議の後、産業建設常任委員会協議会で、高柳の「じょんのび村協会社長の再募集」についての説明がありました。昨年度末頃から1回目の募集をかけたところ15人からの応募があったとのことです。しかし、全員が1次選考で残念ながら不採用になったため、今回新たにエージェントに委託して「社長」を募集することになりました。社長の条件としては、このコロナ禍にあっても3年間のうちで黒字化を達成すること、です。これまでの経営では黒字化することはかなりの困難が想像できるため、中小企業の会社を経営したり、地域の特産物の開発に携わったりまちづくり活動に参加していたりする経歴では不十分だと判断したようです。このような社会情勢にありながら黒字化させるというミッションを達成できる方はある種のスーパーマンだと思います。そんな方がいるのか、・・・議員の中からも質疑が出ましたが、その候補となる方はいるらしいという回答がありました。期待しています。

夕方、近所の方が訪ねてきました。ワクチン接種の申し込みができない、というのです。柏崎市では、高齢者に対してのワクチン接種の申し込みを24日から始めています。申し込みは電話かインターネットからです。その方は、電話をかけて4時間待ってもつながらなかった、家ではインターネットにつなげられない、どうしたらいいのか、という相談でした。実際、そこで電話しても全くつながりませんでした。そこで、インターネットで申し込みを進めたところ、生年月日やパスワードなどの入力はありましたが、スムーズに申し込めました。

申し込めたことはよかったのですが、いくつかの課題がありました。高齢者世帯にはどれだけインターネットの環境が整っているのか考えたらわかるはずです。ほとんどの方が電話で申し込みをすることが想像できるのですから、対応するオペレーターの人数は十分に確保しておくべきです。ワクチンを1回接種すればどの程度安心できるのか、2回接種しなければ全く効果がないのか、についての周知も不十分です。接種会場は旧市役所だけなので、そこまでの交通手段は個人の責任において行うものか。・・・訪ねてきてくださった方との話の中で、このような疑問や感想を聞くことができました。今回の高齢者ワクチン接種については、どうもお役所仕事になっている感があります。私たち議員が情報を収集して「支援本部」を通して市の当局に伝えなければならないと思います。

ワクチン接種についての疑問やご意見がありましたら教えていただきたいと思います。私で答えられないものは市の当局に伝えていきます。

投稿者: shigeno