12月定例会議終了

今日で12月定例会議が終了しました。各常任委員会に付託されたことはすべて可決しました。しかし、今日、新たに上程された補正予算がありました。本来、この定例会議の初めに上程されていれば、各常任委員会で審査をすべきところなのですが、今日上程された議案は本会議での質疑のみでした。今日の補正の内容は3つあり、簡単に記すと、「シーユース雷音を県がコロナ感染症軽症患者の宿泊所にするということの借り上げ料」「小中学校に飛沫防止のパーテーションを入れるための購入費」「これまでにコロナ感染症に感染した人およびその濃厚接触者に対しての支援(見舞い)金」です。

特にこの3つ目のコロナ感染症の陽性者とその濃厚接触者への支援金は、今日のわずかな審議だけで果たして十分なのかは疑問でした。昨日、会派代表者会があり、市長からの簡単で事前審査にならない程度の説明はあったのですが、今日の提案内容は今日初めて知ったことであり、この支援金の対象者とその金額の妥当性などは私個人では十分な納得をしていません。だったら反対すればいいというかもしれませんが、納得することと提案を否決することは別問題だと考えます。今後、対象者のこと、具体的に言うと、陽性者でもなく濃厚接触者でもないけど子どもが学校に行けないがために仕事を休んだ親に対しての保障はない、ということが不公平感につながるようでは、この事業をやることの意味が薄れる、と考えますので、どれだけそのことを解消する新たな事業、制度を組み立てるのかを働きかけながら、見届けていきます。

また、今日は議員定数削減の議員発案が出されました。現在の26人を22人に削減していくというものです。それに引き続き、この22人を23人にするという修正案も出されました。結果は23人は否決され、22人が可決されました。次回の市議会議員選挙から22人定員としての柏崎市議会になります。

前にも記しましたが、私は前回の検討、2年前までは定数の「維持」を訴えてきました。理由は市民の声を市政に反映させる仕組みが不十分だと燃えたり、市の面積や財政規模、そして原子力発電所を抱えるという特別な要素を含んでいるという状況から、現状の人数が必要だと考えていました。しかし、市民と議会の意見交換会の実施やICTの活用の進展、そして何より市民の皆様の定数減に対しての意向が大きくなったことが伝わってきましたので、今回の市議会議員選挙の活動以降、定数の削減を支持するようになりました。

この22人は常任委員会中心主義をとっている柏崎市議会としては根拠のある数字です。3常任委員会×7人+議長=22人です。しかし、修正案の23人には根拠を感じません。そしてこの23人を主張している会派はそれまで可能な限りの小さな削減数を訴えてきた人たちです。つまり26人からマイナス3人を主張したことはない人たちでした。今日の23人に賛成する討論の中には23人にする根拠は一切含まれておらず、採決しても負けることが前提となり、22人に最も近い23人を設定してきたのではないかと、変な勘繰りをした見方をしてしまいます。これも政治と言えばそうなのかもしれません。

午後からは柏崎市教育センターでの研修講座に参加しました。「自殺予防事業支援者研修会」として「学校現場で役立つゲートキーパー養成講座」です。この講座は以前にも参加したことがありましたが、現在、「死」に対して当事者感をもっている人に対する心構えや言葉遣いなどを考える人にとっては大変役に立つ講座です。内容等の抜粋はこちらでご覧ください。講師の新潟県立教育センターの土田謙吾様、ありがとうございました。

投稿者: shigeno