フードバンク

現在「フードバンク」という言葉はかなり浸透してきているように思いますが、その活動を行っていく上ではまだ十分な理解と協力にはいたっていないと感じます。今日は「新潟フードバンク連絡協議会」の事務局長の小林淳さんと、フードバンク柏崎センターの小池勝己さんからお話を聞く機会がありました。

柏崎にある「柏崎米山ライオンズクラブ」さんのフードバンクに協力したいというお話を小池さんに伝えたところ、今日の打ち合わせになりました。

県内にあるフードバンクは組織的な活動をしています。県内でフードバンクの活動をしている11団体が活動強化を図るため令和2年4月に発足させました。

その11団体は、「フードバンクにいがた」「フードバンクごせん」「フードバンクしばた」「フードバンクかも」「フードバンクじょうえつ」「フードバンクさんぽく」「フードバンフみつけ」「フードバンクさど」そしてフードバンクにいがたの「県央センター」「長岡センター」「柏崎センター」です。これまではそれぞれが別々に資材を集めたり活動を行っていたようですが、今回の新型コロナ感染症拡大の影響により、経済的・社会的に困難な状況に追い込まれている子育て家庭支援にかかわる県域での活動基盤強化を図るために、大きな一つとしてまとまっていこうとなりました。

このフードバンクについては6月定例会議の一般質問で私が市の見解を聞きました。その答弁(抜粋)は、「社会福祉協議会が支援を行っているフードドライブキャンペーンには市も参画し協力している。こども食堂やフードバンクに関しては市としては周知や協力をしていくが、資金面での援助はしていく予定はない」とのことでした。この「フードドライブ」とは、写真をご覧ください。

EPSON MFP image

いずれにしても、このフードバンクの活動は民間団体により進めていくもので、公的な資金を支援はしない、ということです。だからこそ、この活動の市民への理解、周知は必要になるのです。今活動している組織も従事している方々もすべてボランティア、手弁当なのです。でも、すべてをその人たちの善意で行ってもらうような活動には限界があり、決して広がりはありません。それなりの「資金」と協力してくださる「人」が不可欠です。必要としている方への食品のみならず、寄付金をお願いしています。

その日の食事にも苦労を感じている家庭は実際に県内にも存在しています。柏崎市内でもあるように聞いています。困っている方は切羽詰まらないとこのようなフードバンクなどには相談しないそうです。だから、相談があったらその日のうちに食料などを届けるようにしているとのことでした。そのためにはある程度の食品の備蓄をしておいたり、配達する人を確保しておく必要があるのです。

記したいことは山ほどあるのです。もし関心があり、協力してもいいとお考えの方がいましたら、あるいは紙業や事業所として協力いただけるようでしたら、ぜひご連絡ください。お待ちしています。

投稿者: shigeno