決算特別委員会

今週は月・火と総務分科会、水・木と産業建設分科会、そして今日と来週月曜日が文教厚生分科会が行われ、2019年度決算を審査しています。総務と産業建設分科会には傍聴議員としてその審査を確認しました。2019年度決算ですから執行が完了しすでに半年がたっています。その当時の数字の確認が多く、真新しいものは少なかったのですが、その中で、柏崎市のイノシシの推定頭数の話が出ました。昨年度からこの鳥獣被害、中でもイノシシの被害が大きいという話はこのサイトでもしてきました。市内には1000~1200頭のイノシシがいると推計できるということでした。イノシシは年に2回5・6頭の子どもを産むとのことですから、それ以上に駆除していかなければいわゆるネズミ算的に増えていきます。先日はアルフォーレの近くにある商業施設コモタウンの駐車場にまでイノシシが現れました。捕まえられずどこかに行ってしまいましたが、いよいよ街中にまで出現してきました。

今日は私が所属する文教厚生分科会で、福祉保健部関係の決算審査でした。課でいうと、「福祉課」「介護高齢課」「国保医療課」「健康推進課」になります。直接市民に関わる事業を行っている部署ですから、その執行についての様々な質疑が交わされました。福祉保健部だけの審査で5時間半の時間をかけました。詳細はここでは記しませんが、具体的な数字として2つのことが出てきました。

一つは、現在市内で看護師の不足数が「25人」程度であること。意志や看護師が不足しているという話は毎年出ていましたが、具体的に25人不足しているという数字は初めてでした。現在市内には724人の看護師がいますが、まだ十分とはいえない状況です。

もう一つは、現在特別養護老人ホームに入居したいと待っている方は「135人」いるということ。特別養護老人ホームには要介護3以上の方が入居できるのですが、その中のすべての方が希望をしているわけではなく、自宅で介護できたり、有料老人ホームに入居していたりする方も少なくありません。この135人は実人数であり、この方々は複数の施設に入居を申請していると思われますので、それを集計すると1000に近い数字になるかもしれません。この135人の方々の希望を果たせるようにすることが市の課題の一つです。

月曜日には、子ども未来部と教育委員会の決算審査があります。

夕方には櫻井市長の2期目の市長選出馬の報告会が行われました。櫻井市長を支持する議員に対し行われたものです。市長選挙は11月15日(日)で決まっており、そこには近藤正道さんという元参議院議員の方も出馬するとのことです。市政80周年ですが、これまでも必ず市長選挙は選挙になっていましたので、今回も無投票というわけにはなりませんでした。

櫻井さんに関しては、これまでの4年間の実績およびその考え方については市民に広く理解されていることだと思います。それに加え、今日の話に中にこれまで以上に力を入れていくこととして語られたのが、「特別養護老人ホームの待機者をなくしていく」「イノシシをはじめとした鳥獣被害対策に力を入れていく」「高柳のじょんのび村は何としても存続させる」というものです。当然、少子高齢化対策やものづくりと情報産業の活性化、今問題になっている新型コロナウイルス対策は言うまでもなく力を入れることです。それに加えて、原発再稼働の問題にも取り組むのであり、あくまでこの原発問題は数多くある柏崎市の課題の一つとして、しかし重要な課題という認識の中での取り組みになるということです。ワンイシューの選挙ではないということは前回と同様です。

私は前回同様、櫻井さんを応援していきます。

投稿者: shigeno