文教厚生常任委員会

今日は私の所属している文教厚生常任委員会が行われました。今回の補正予算は文教厚生常任委員会に関わることが多くあったので審査にも気合が入りました。

「子育て応援券」は、クーポン券として来年度からの導入を検討していたのですが、それを前倒しで今年10月から始めようとしているものです。それには、インフルエンザ流行前にこの応援券を使っての予防接種を行えるようにしたいという市としての配慮があったからです。さて、この子育て応援券は、0~3歳までの子どもに対し、1年1万円分のクーポン券による補助を出すということです。応援券は今は紙媒体のものですが、将来はアプリになるかもしれません。この理用は、インフルエンザなどの任意の予防接種やミルク、おむつの購入などに使えます。利用できる店舗は35店舗くらいになるようですし、予防接種では償還払いになる場合もありますが、とりあえず始まりますので、よかったと思います。

「発熱外来、PCRセンター整備」は、国の整備事業で進められるものですが予算的に不十分とのことで、不足分を市が補填するものでもあります。今でも開業医の中には発熱外来を設けているところがあります。そこは時間を分けて通常の診察と発熱者を区別しています。今回は時間を分けるのではなく、場所を分けるためにコンテナハウスを病院に併設するようにしていきます。入場の際に検温し発熱がある場合はコンテナハウスで診察するようになります。また、PCR検査は現在、症状がある人のみ医師の診察後に検査を行っています。今後も原則同様なのですが、高齢者施設や介護施設などの職員や入所者へも広げていくようです。PCR検査は1回1万8000円ほどの料金がかかります。無症状のひとでも海外出張に行くために確認のため検査をするというようなことを認めていくと予算的にも検査の数の面でも対応できなくなるため、そこまでは広げられないとのことです。しかし、感染拡大防止のために柏崎は他の地域に比べても市民対応をしっかりと行っていると思います。

「指導補助事業」は、10月上旬から今年度いっぱいの期間、小中学校に学習支援をする人31人を雇用します。31人雇用して市内22校に配置するとのことです。

「学校保健としての消毒員」は、各学校にコロナ感染症拡大防止のために今までは教職員が行っていた校内の消毒作業を行う消毒員をお願いするものです。ただ、市の雇用というわけではなく、各学校で地区の人を中心に1~4人程度探して、謝礼という形で時給換算850円程度を支払うものです。各学校でPTAの方にお願いするのかどうかは任せられているようですが、探すだけでも大変な気がします。

これ以外にも補正予算として計上されていたものもありますが、すべて原案通り可決すべきものとなりました。

投稿者: shigeno