2020年9月定例会議スタート

今日から9月定例会議が始まりました。この9月会議はまず補正予算や条例改正などの審議を行った後、昨年度2019年度の決算審議をします。そのため10月9日までの長丁場になります。

今回の補正予算は「コロナ感染症によるイベント等の中止に伴う減額」「コロナ感染症への対策費」「国や県支出金精算還付金」が主なところです。

イベントなどの中止として減額されているものは、「秋の収穫祭」「西山の草生水まつり」「かしわざき風の陣」「どんGARA祭り」「ぎおん柏崎まつり」「えんま市」「港公園のプール」「市民大運動会」「中学校・高校の全国大会」などへの負担金や補助金です。こう見ると、毎年のイベントのほぼすべてが中止になっていることがよく分かりますし、それに伴う経済的な損失もかなり大きかったと思います。

ちなみにこんな報告もありました。海の大花火大会には毎年20万人ほどのお客様が来る。中止になったため、宿泊として4500万円、飲食として5億3000万円ほどのマイナスの影響があった、とのことです。えんま市にも20万人、風の陣には6万人、ドンGARA祭りには2万5000人ほどのお客様が来ているのに、中止になりその分の経済的な損失も大きかったようです。

このコロナ感染症関係以外には、「子育て応援券事業」として23000万円ほど、「災害対策事業」「原子力防災対策事業」として2億4000万円ほどの予算が計上されました。「子育て応援券」は来年度から始める予定だったものを前倒しで10月から行うものです。子育てに関わるクーポン券を子育て世帯に配布するものです。「災害対策事業」は消防の西分署にカメラを設置すること、および「原子力防災対策事業は」国の補助事業を活用して顔認証サーモグラフィの購入や原子力災害時におけるバス乗り場に照明を設置したり、避難経路への監視カメラを設置をするものです。

いずれにしても詳細については質疑した上で、市民の皆様へ説明できるようにしたいと思います。

本会議後は議会運営委員会で議員定数について話し合われました。今日結論が出たのではなく、各会派からの意見をもう一度持ち帰り会派で検討して次回議論することになりました。8会派のうち2会派が定数は現状維持、6会派は1~5人の削減を提案していました。私たちの会派は2~4人の削減を提案しました。実は私は前の期の時、この定数については現状維持を訴えました。しかし、想定以上の市の人口減、委員会審査の様子を考えた時、定数の維持ではなく、ある程度の削減は必要だという考えに変わりました。まだその削減幅は流動的ですが、定数が減ってもしっかりと議論できる、当局を監視できる議会になるよう、私を含め、一人一人の資質の向上を図っていきたいと思います。

その後、総務常任委員協議会で行われた「地域エネルギー会社」の設立に向けての説明を傍聴しました。再生可能エネルギーによる発電であられた電力を安価で供給していくという会社です。地元だけではなく、現在の送電線を利用して関東圏にも販売していこうというものです。ただ、自前の発電施設をもっていない現状において、どこまで実現できるのかをしばらくは見守っていきたいと思います。

投稿者: shigeno