防災士フォローアップ研修

今日は柏崎市が主催した防災士のフォローアップ研修が行われました。柏崎市では平成28年9月から防災士の資格取得のための講習会を開き、これまで4回資格取得試験を実施しています。柏崎では昨年度までの4回で161人が資格を取得し、防災士としての活動を行っています。今年度は11月にその資格取得試験を行います。

その防災士は基本的に各自主防災会に所属しています。現在は311の自主防災会のうち67地区に配属されています。私も地元町内の自主防災会だけではなく、近隣の町内の自主防災会にも登録されているのですが、まだ十分な活動をしていない現状です。声をかけていただけるとその防災会に関わり、活動をともにできるのですが、自主防災会の方も防災士をどう扱っていいのかわからないこともあるようで、活発な活動に至っていません。

だからといって何もしないというわけではないので、いつ活動の場を与えられてもいいように研修を深めています。今日はフォローアップ研修として、避難所運営について、特に今のコロナ禍の状況における避難所運営について学びました。柏崎市での中越沖地震の際の避難所運営は、その災害関連死の少なさから、他の地震時に比べ最も良い運営がなされていたと思います。その時の運営方法に比べても変わってきているところがあり、研修を怠るといけません。知識を更新していかなければならないのです。今日の研修ではこんな話が出ました。

  • 避難所に最初に来る人は主に健康な人。そういう人が避難所の一番いい場所をとる傾向がある。障害がある人や乳幼児と一緒の人が後から来る。
  • 避難所の課題は、「トイレ」「キッチン」「ベッド」。
  • 避難所運営は何のために?→不幸な死者を出さないため。みんなで生き抜くため。
  • 避難所開設は原則として市町村の担当職員が行う。避難所でも役割は、行政職員→情報、物、支援策をもっている。施設管理者→施設(避難所)をよく知っている。地域住民→避難所性格の当事者である住民、地域をよく知っている。それぞれ他人事としないで連携をとる必要がある。
  • コロナ禍における避難所運営の考え方で優先すべきことは、避難所で感染を拡大させないこと。感染者の避難所での居住区分をする。
  • 避難所運営など、課題に対し、一人一人が自ら判断、対応できるように訓練をしたり、役割分担しておくことが大切。普段からの地域づくりが大切。

投稿者: shigeno