午前中は、市教育センター研修の「原子力防災」講座に参加しました。先日は枇杷島小学校での「放射線教育」についての講座に参加し、柏崎市の学校では放射線や原子力防災についてどのような指導をしているのかを勉強させてもらいました。このような講座は議員にも公開して参加を妨げていないのですから、放射線教育はどうなっているのか、とか、原子力災害時の避難は学校ではどのように扱っているのか、などの質問をする議員もいるようですが、こういう講座に参加してから発言するべきなのではないかと思ってしまいます。
それはともかく、今日の講座は市の原子力防災課の職員が講師を務めて、災害発生時の避難の在り方を中心に話をされました。ただ、市のガイドブックには詳細が記されていないこともあり、説明を受けて初めて市の方針を知ることもありました。例えば、UPZの地区の人でもPAZの人と同様に速やかに避難を開始することもあるということ、これはプルームの発生状況によってどの地区ということは言えないのですが、図で表示した今日の説明はわかりやすかったです。また、子どもが学校にいる間に避難を開始することになった場合は、同じ学校でも子どもが普段住んでいる地域によって避難する場所が違う場合、上越と村上といったように違う方向に指定されている場合は、バスを2台出してそれぞれの方向に子どもを分けて移動させる、といったことです。こういうことは簡単にはガイドラインに記してあるということなのですが、説明を受けて初めて理解できたことでした。ということは、市民のほとんどがこのことに関しては理解が十分ではない可能性があります。周知の必要性を感じます。その説明の後、東日本大震災で福島から柏崎に避難してきて、現在まで柏崎で生活している方の被災から避難に至るまでの様子を聞かせていただきました。こういう実体験を聞くことができるのは貴重ですし、実は何回かこの方からお話を聞いているのですが、何度聞いても目頭が熱くなり、苦労したこと、悲しい思いをしたことで胸が痛くなります。
夕方には福祉センターを会場に「こども食堂」も開かれました。午後5時から食事ができるようになっていましたが、その前の2時からの2時間は、同じ会場で学習会が開かれていました。私も学習支援の活動に協力しており、この会場にいました。子ども食堂のメニューはカレーでした。大変おいしくおただきました。