中央地区穂久保5町内とは、栄町・新花町・桜木町・柏木町・北園町がある地区のことです。実はこの地区は世帯数でいうとおよそ1600世帯あり、中央地区の40%、市内全世帯の5%を占めるところです。自分が住んでいる近所ということであまり意識はしていませんでしたが、こうして数値で見てみると人口や世帯数では大きな規模の地区なのだということが改めて分かります。
その町内会長が集まって毎年情報交換会を実施しています。今年は北園町が当番だったので北園町集会所で会合を行いました。早いもので、私がこの北部5町内連絡会に参加させていただいてからもう10年になります。その間に各町内会長さんと交流させていただき、近所ではありますが、それぞれの町内会には別々の困りごとがあったり、共有できることもあったりするので、この会合はとても有益なものだと思っています。
今日は初めにしおかぜ荘の方から老人ケアの実態についてのお話をいただきました。この問題は北部5町内だからというわけでもなく、全市いや全国で大きな問題になっていることです。特別養護老人ホームの様子だけでなく有料老人ホームやグループホームなどの施設がある中、一人暮らしの高齢者の様子を確認しながら、どういうことがその方の幸せなのかを考えていくことなど、町内としてできることを共有し、実施していくことが必要ではないかと思います。なかなか難しい問題です。その後は各町内の行事計画の交換や防災についての取り組みの紹介をしました。特に防災については、私から「市から出ている防災ハンドブックの確認」「避難用配慮者の把握」「消火栓の場所の確認と除雪」についてお願いさせていただきました。今年1月1日の能登半島地震発生により柏崎市でも津波警報が出され、それによって避難した方も少なくありませんでした。このような状況の時に町内会としては何を行うべきかを共通認識し、今後も発生するかもしれない災害に適切に対応できる町内会をつくれるといいと思います。