予決常任委員会・議運合同行政視察2日目

今日2日目は神奈川県の横須賀市と秦野市への視察でした。昨日の越谷市の視察を終えて横須賀市まで移動して宿泊しました。今日の宿泊は秦野市ですので、今回の行政視察は2泊とも神奈川県内でした。

最初の横須賀市では、予算決算常任委員会設置の手本とさせていただいたところでもあり、柏崎として感じている課題について知りたいところでしたし、議会事務局を議会局という名称変更するなど、職員と議員が一体になっての政策提言をはじめとした取り組み状況について学びたいと思いました。また、この横須賀市では、「書かない窓口」「チャットGPTやメタバースの活用」「終活支援」など全国でも先進的な取り組みを行っています。今回はそのテーマではありませんでしたが、こういうこともぜひ学びたいと思います。

次の秦野市では、議会改革の取り組みと横須賀市と同様の議会局設置についての状況を学ばせていただきました。しかし、何より驚いたことは、議会改革などの視察の受け入れを各会派ごとの持ち回りにしていることでした。今日の視察の最初の説明は1期生でした。議員としての経験があまりないからと言って傍観者的なことをするのではなく、説明を行うために勉強をすることこそ、議員としての資質の向上につながると思いますので、いいことだと思いました。以下所感です。

<横須賀市>横須賀市議会は柏崎市議会での予算決算常任委員会設置の手本としたところの一つである。それゆえ組織にしても、運営にしてもほぼ同じであるが、分科会としての意見集約は行っていない。また、令和3年4月には議会事務局をさらなる機能強化を目的に議会局と改正した。予算決算常任委員会としての意見集約や附帯決議、修正案の提案や議員間討議の様子などの状況は詳細には聞くことができなかったが、各議員が問題意識を持ち審査に臨んでいることは確認できた。議会局の設置については、ただの名称変更だけではなく、所属職員の意識も大きく変容し、議員と対等な立場で議会の運営に携わってることを強く感じた。この議会局の設置には柏崎市議会としても前向きな検討をしてもいいと考える。

<秦野市>まず視察の対応が各会派の持ち回りになっていることに衝撃を受けた。今回最初に説明をした議員は1期生であったが、議会改革の取組などを事前にしっかりと学んだ様子があり、全議員が議会のこれまでの取組を知ることは必要なことからも、この会派持ち回りの対応は興味深いものであった。柏崎市議会としての災害時の対応については、災害対策支援本部の設置など実際の活動を繰り返しているが、秦野市議会が行っている災害発生時の議場でのシェイクアウト訓練や安否確認訓練、オンライン会議の実施などは柏崎市議会としても取り入れていく必要があると感じた。また、秦野市議会では平成31年に議会局を設置しており、その設置の意義を議会と執行部ともに理解して、推進していくことも検討すべきだと思った。

投稿者: shigeno_masaki