今日は行政視察の最終日でした。富山県黒部市に視察に行きました。黒部市は柏崎市とおぼ同じ面積ですが、人口はおよそ半数の都市です。黒部ダムが有名ですね。
さて、黒部市には、「地域で支える子育て環境」をテーマに、赤ちゃんの駅設置事業とパパママさぽーちセンターについて視察しました。以下所感です。
赤ちゃんの駅事業は、新潟県の事業を参考にした市長発案の事業とのことでした。赤ちゃん駅は現在、公民合わせて34か所。新潟市や見附市をはじめいくつもの自治体で取り組んでいることもあり、柏崎でも開設は考えられることです。黒部市の令和4年度の出生数は240人。柏崎市の人口の半数である自治体がこの出生数ですから、柏崎としての出生数増進の在り方をこれまでの視点ではなく、あらゆる方向から考えていかなければならないと改めて思いました。パパママサポートは平成17年からNPOに委託して始めたものです。市としても今後拡充の方向とのことでした。そこでは会員からの相談を3人のアドバイザーが24時間体制で受け付けている仕組みがあるとのことは市民の安心に直結します。民間が工夫して頑張っているところを市が支えていくことは、全国への発信などにおいて信頼性を増し、市民の幸福度増進にも効果的なものだと思いました。
所感にも書きましたが、出生数の減少は柏崎市にとって、重要な問題だと思います。黒部市との比較では、柏崎市として480人は年間の出生数が見通せるわけです。それができていないとなると、何から手を付けて行けばいいのかわからなくなりました。正直、黒部駅から市役所までの道中は、柏崎市よりも寂しく感じました。でも出生率は負けているのです。・・・また別の機会に考えたいと思います。
受け入れてくださった黒部市の皆様、パパママサポートセンターの皆様、ありがとうございました。
そして、この委員会の行政視察に同行してくださった議会事務局、担当課の方々、大変お世話になりました。ありがとうございました。おかげさまで、充実した視察になりました。