長岡市のフリースクール「あうるの森」

今日は長岡市にあるフリースクール「あうるの森」の見学をさせていただきました。フリースクールとは不登校の児童生徒が学校に行く代わりに、学習したり仲間との交流をしたり自由に過ごしているところです。今はこのフリースクールが全国的にも増えてきており、子どもたちの居場所の確保が進められているところです。不登校児童生徒が増えている中、公だけではなく民間としてもこのようなフリースクールなど子どもの健全育成のために取り組んでいるところが新潟県でもいくつかあります。

代表の山田竹紘さんからの説明を受けました。山田さんはこのあうるの森を長岡市で立ち上げるために東京での学生生活の後、地元に戻ってきたという、地元愛と不登校の子どもたちのために尽くそうとする使命感に満ちた素晴らしい方です。一瞬でほれてしまいました。以下は聞いた話の抜粋です。

  • あうるの森は2013年からスタートし、その後NPOとして登録した。
  • 学校に戻ることだけを目指さない。子どもたちの居場所としての位置付け。
  • 現在25人ほどの登録者がいる、毎日10人くらいの児童生徒が通ってくる。その子どもは長岡市内だけでなく、小千谷市や柏崎市、刈羽村から通っている人もいる。
  • 毎月、通ってくる児童生徒の学校へ、その子の出席状況やその子が行った活動内容を報告している。
  • 年度が改まるときに学校復帰を果たす子が多い。
  • 中学卒業後は高校進学している。
  • 長岡市に、フリースクール設置のガイドラインの作成を提案した。これは今年度中に作成できるという回答があったとのこと。
  • 新潟市と三条市にあるフリースクールとの交流を昨年度から始めている。
  • 長岡市内もフリースクールと親の会で連携して、不登校連絡協議会のような組織をつくり、不登校の子どもの支援をより円滑にできるようにしたい、と考えている。
  • 11月5日に神田コミセンで文化祭を開催するとのこと。不登校の子どもの作品を展示したり、ポケモンのゲームで世界9位になったこの講演会があったり、ワークショップを行ったりします。

あうるの森に通っている子どもたちに会いました。みんな生き生きとした目をしていました。自分の居場所があると心も安定し、何かに向かって頑張ろうとする意欲もわいてくるんだなあと感じました。

それにしても教育機会確保法が成立する前から、不登校の子どもは学校に戻ることだけを目指さないなど、社会的自立の支援に力を入れているところがすごいところです。と同時に、子どもの居場所の大切さを認識して、家庭以外に学校ではない場所での居場所の提供、決して学習することを求めない場所の大切さを発信しているところが他には類を見ない先見性というか本質をつかんでいるところがすごいのです。さらに、目の前の子どもやその保護者だけでなく、行政の制度を確立させるためにも、多くの団体や組織との連携を進めているところは広い視野を持った、継続的な取り組みをするためには必要な活動です。私もそれなりに教員経験や議員としての他の団体の取り組み状況などを知っていると自負しているのですが、それでも見えていなかった視点を山田さんはもっています。そして、そういうことを出し惜しみすることなく、今日は私に教えてくださいました。柏崎でもこのような活動を求めている人がいます。その方々の思いに応えられるようにと、山田さんも考えておられます。これからも情報交換はもとより、お互いに協力できるところで連携していきたいと思います。山田さん、今日はありがとうございました。

投稿者: shigeno