待ちに待っていた東中学校が完成し、今日、竣工式が行われました。生徒は３年生を含め全員が参加していました。３年生にとっては今日の離任式から竣工式典だけの新校舎での生活になりましたが、東中学校の制服での新校舎はいい思い出になったと思います。
この東中学校は今から４８年前に田尻中学校と北鯖石中学校が統合して誕生した学校です。私が中学生の時にできた学校で、中学３年生のとき私は当時陸上部でしたので、東中学校陸上部とそのグラウンドで合同練習をしたことをよく覚えています。ピカピカの学校がうらやましく思えました。その後の東中学校は生徒の増加に伴い、プレハブを建てて不足している教室をまかないました。それが平成２年とのことでした。校舎の増設を行うことなく、３０年間一部プレハブのままの学校だったわけです。
今日の竣工式で出来立ての体育館棟に入りました。新築のにおいがする中での式典でした。このにおい、私は嫌いではありません。気持ちが引き締まる思いがするにおいです。３１億円かけての建築とのことで、市内の小中学校の建設費の中で断トツの高額だったようです。ちなみに五中の建設費は２０億円ほどですから、かなりの額ですよね。
また、東中学校は令和６年度に第五中学校と統合するという方針が立てられていたところです。それが学区等審議会の答申により見直され、しばらくは生徒数の推移を見守りながら、令和１２年２０３０年に北条中学校との統合を含めて、その３校での統合を検討していくことになっています。
いずれにしても、子どもたちの教育の場としての学校だけでなく、地域の活動拠点としての学校を、適切に活用し、田尻、北鯖石地区の活性化を進めてほしいと思います。祝賀会は両地区の町内会長を中心とする実行委員会が取り仕切っていました。町内会長の皆様が参加しており、その団結力、地域を盛り上げようとする意気込みを強く感じました。学力のみならず、体育活動、地域活動が今まで以上に向上していくことを願っています。
市の当局の皆様、建設関係でお世話になった皆様、そして地域の皆様、ありがとうございました。
