市内小学校卒業式

今日は市内小学校での卒業式でした。私は母校である地域の柏崎小学校の卒業式に参列しました。いまだコロナ禍の影響か、在校生不在の卒業式でした。卒業生とその保護者、限られた来賓と教職員での式でした。在校生がいないからか、卒業証書を子ども一人一人がステージ上に上がって受け取る、従来の方式で行われました。この形式が本来の卒業式だと私は思うのです。大変厳粛でいい式でした。

上記のように実は私、対面式の卒業証書授与は否定的なのです。あくまで卒業証書は権威あるところがその課程を修了したことを証明するものであり、授与には明らかに上下関係が存在するものだと考えています。子どもが主役といえば主役ですが、卒業式などでは、その子どもがここまで育ててくれた保護者や教職員に感謝を表すものであり、子どもを上に持ち上げすぎる演出はやり過ぎだと思っています。これまでの小学校の卒業式がそうだったとは言っていませんが、こういう機会にこそ、子どもたちが周りの方々に自ら感謝を伝えられるようにすることを教えることが必要だと思うのです。「おめでとう」ばかり言われると、自分がものすごいことを成し遂げたような錯覚に陥るのではないかとも心配してしまいます。「ありがとうございました」と自らが、心から言える、言わなければならない場面なんだということを理解させることも必要なのでは、と思うのです。ちょっと言い過ぎましたかな。

子どもたちをここまで育ててくださった保護者の皆様、先生方、ありがとうございました。子どもはそれぞれの家庭の宝でもあり、柏崎の宝でもあります。輝ける未来の柏崎のために、今の子どもたちはいると思っています。まだまだ成長途上ですので、これからもよろしくお願いします。

投稿者: shigeno