大雪の関係で、２０日に予定されていた本会議が今日に延期されました。しかも本会議は開始されたのが午後４時でした。その後、全員協議会や議会運営委員会その他が入り、終了したのは午後７時をゆうに過ぎていました。上程されていた議案、今日上程された議案すべて可決しましたが、文教厚生常任委員会で審査した請願３件はすべて不採択となりました。
それにしても今回の雪です。不本意な状況で柏崎市は全国区になりました。８号線の渋滞、長期化した停電、それによって亡くなった方もいました。命を落とされた方々のご冥福をお祈りするとともに、けがをされた方々にお見舞い申し上げます。振り返ってみると、雪の降り始めは１８日の日曜日の夜からでした、そして１９日月曜日の夜には止んでいたのです。実質１日の降雪でした。この短時間にどれだけの雪が降り、それによってどれだけの被害が出たのか。自衛隊の出動要請までしなければならなかった要因は何だったのか。検証しなければならないと思います。
今日の全員協議会では、その雪の被害状況の話でした。道路の渋滞の原因は、報道では、大型トラックが登り坂で動けなくなったところが複数あったことでした。確かに８号線の赤坂山公園付近から米山インター付近までは道が平たんではなく、いくつもの坂が続いています。この大型トラックが動けなくなることに関しては、その業者も十分注意していると思いますので、その解決策は難しいのかもしれません。登り坂の除雪を早い段階で取り組めるか、といったところかもしれません。また、停電については、その多くが倒木を原因としていたとのことです。特に、信越線の柏崎長岡間の不通は北条地内での倒木が線路の電線にかかったとのことです。また、一般住宅の停電は、倒木を除去するにもそこまでの道が雪のため閉ざされていて、業者が入れなく、停電が長引いているとのことでした。これらの対策は、降雪時のことではなく、日常的に山林、特に道路に面している部分の木の管理を適切に行っておくことだと考えます。市有地でない限り、誰かの土地に生えている木です。むやみに伐採することもできず、地主に管理を要請しても従ってくれなければ同様の状況になりかねません。市としても辛抱強く働きかけをしてほしいと思います。今回、命を落とした方の大元の原因は停電ですから。
それにしても４時に始まった会議でした。この時間から始まる本会議は大変珍しいものです。それだけ市の当局の大雪に対する対応の大変さが感じられました。柏崎市の短時間に降る雪への脆弱性を感じるとともに、対応された職員及び業者の皆様に感謝します。
