原発事故に関する3つの検証の説明会

今日の午前中は文教厚生常任委員協議会を開き、この2年間で進めている政策提言に向けてのまとめを行いました。文教厚生常任委員会のテーマは「子どもを取り巻く環境の充実~子どもの貧困対策、学校におけるいじめ・不登校対策~」です。柏崎市における課題を委員会として洗い出し、その解決に向けての提言をする、というものです。委員会としての活動を行うだけでなく、各委員が問題意識をもって一般質問をしたり、議員活動を行ったものも共有してまとめていきます。12月8日までに提出ということですので、最後の打合せ段階に入っています。

夕方からは標記の説明会を聞きに行きました。県で行っている検証の説明会を柏崎市で行うということですから、原発特別委員会としてもしっかりと聞いておきたいと思っていました。県では原発事故に関する検証として、「避難委員会」「健康・生活委員会」「技術委員会」を設置し、その3つを総括する「検討総括委員会」を設置しています。はじめの3つの検証委員会としては、「健康・生活委員会」の中の「健康分科会」以外はすべて取りまとめが終わっています。ただ、この健康分科会の取りまとめが終わったとしても、「検討総括委員会」が現在開かれていない状況ですので、この最終的な県への報告をどうしていくのかが不透明です。

今日の説明と意見交換を聴いていても、それは仕方のないことかもしれませんが、原発反対派の方々の意見ばかりでした。しかも、自身がもっている主張をするだけですので、反対派とはいえ、様々な意見が飛び交いました。そのような方々は原発再稼働させないことで一致しており、稼働のための安全性などを数値をもって説明しても、東電は原発を動かすにふさわしくない企業だとか信頼性がないとかに結びつけて、聞く耳を持たないような様子が感じられました。安全と安心は別物ですが、お互いの主義主張や現実として出されているものをみんなが受け止めた上で、議論をするものだと思います。初めから相手の意見を聴かない、受け止めないようなことでは議論になりません。私たち議員は肯定的・否定的な方々の意見、柏崎市の経済を含めた状況などを総合的に踏まえて判断していく必要があると思っています。

今日の意見交換会で交わされたことも私にとってはいい勉強になりました。そして先月末から視察等を行ってきた原子力関係、それらを十分吟味していきたいと思います。

投稿者: shigeno