西山の小学校での防災教育

昨日は二田小学校、今日は内郷小学校での防災訓練および防災教育に「防災士チーム柏崎」の一員として協力させていただきました。両行とも、地震発生を想定した避難訓練を行った後、下学年と上学年に分かれての防災教室を行いました。防災教室では、私は上学年のクロスロードゲームの担当として子どもたちに話をしました。今の小学生は当然のことながら中越沖地震の経験はありません。中越沖地震の発生は2007年7月でしたから。西山地区の中越沖地震の様子を写真で紹介し、話をすると、興味をもってくれていました。防災はとにかく自分事として考え、意識をもって備えをすることにつきます。そして発生時には正確な情報が最も重要になりますので、知識をもっていることと同時に、正確な情報取得方法も身に付けておく必要があります。小学生といえども、自分の命は自分で守る、ということが分かっていてなおかつ実行に移せることにまで高められることが求められるのです。ただ、学校にいるときは、先生の指示に従うことが大切だということも分かっていてほしいことです。

二田小学校での防災教室

西山地区で子どもたちに防災の話をするには、私の経験が役に立ちました。10年前まで西山中学校の先生で、石地、内郷、二田と全地域のことを全部知っている、ということを話すと子どもが私を見る目が違ってくることを感じました。実際、西山の地域の方々は学校教育に大変協力的で、子どもたちを地域で育てていこうという気持ちが強いのです。自分が現職のときにどれだけ助けられたか、感謝しています。

二田小も内郷小も大変落ち着いて学校生活を送っており、昨日今日の避難訓練も完璧に行えました。きっと万が一の事態になっても子どもたちはしっかりと行動できると思います。あとは、・・・先生方です。先生方も適切な動きをして誘導にも落ち度はなかったのですが、万が一のときに、どれだけ子どもの命を守れるのか、そのためのあらゆるケースを想定した学校での勤務になっているか、プライベートでも常日頃から防災の意識をもった生活を送っているのか、など振り返ってほしいと思いました。プライベートでの防災意識は関係ない、とは思わないでほしいのです。そういう意識が学校で知らず知らずのうちににじみ出て、敏感な子どもたちにマイナスなことが伝染してしまいかねませんから。これは私の実体験からきている考えです。

このように学校の防災訓練や防災教育の協力者として「防災士チーム柏崎」は活動をしています。学校の要請に従っていろいろな指導も行っていますので、気軽に教育委員会を通して要請してほしいと思います。

投稿者: shigeno