文教厚生分科会

金曜日に引き続き文教厚生分科会として2021年度決算審査を行いました。今日は午前中に子ども未来部関係、午後から教育委員会関係の審査を行いました。それぞれの審査の後、意見集約をし、事務事業評価まで行いました。終了時刻が昨年に比べ1時間も早く終わることができました。審査時間が短いからいいとか長い方がいいとかという問題ではなく、決算審査として適切に質疑を交わし、確認できたのかというところが問題です。得てして議員の質疑になると、持論を展開し、それを当局はどう考えるのか、という話になりがちですが、今回は委員も理解してくださり、決算審査として適さない質疑は少なかったと感じました。もし自分の意見を当局にぶつけたいのであれば、一般質問で行うものだと思いますので。

今日も人材確保・育成の面からは、保育士、カウンセリングを行う専門職、学校現場での指導補助員などの事業、コロナ感染症対策としては、学校や保育園、児童クラブ等での感染拡大防止策に関する事業についてしっかりと確認できたと思います。意見集約としては、多数意見として「適切な予算執行であった」というものでした。今後は6日に予算決算常任委員会を開催し、討論採決を行います。

今回の審査は昨年までに比べ大変スムーズに行えたと思いました。その要因を考えると、この審査に臨むにあたって各会派から質疑シートを提出してもらうのです。今まではそのシートをそのまま使ってどの会派がどの質疑をするのか、程度の打合せしかしてきませんでした。しかし、今回はそのシートに記されている内容を吟味し、まとめたものを新たに作成して委員で共有しました。委員会としての論点や問題意識が明確にできたことにより、質疑も簡潔にわかりやすいものになったり、当局の答弁も質疑に正対したものになったと思います。この作業は大変有効だったと思います。

投稿者: shigeno