文教厚生分科会

11日から各常任委員会(分科会)で、一般会計予算の審査が始まっています。今日は私が所属している文教厚生分科会での審査でした。10時から子ども未来部と福祉保健部の審査を行い、17時10分過ぎに終了しました。時間をかければいいものではありませんが、委員それぞれがもっている問題意識を質疑したと思います。今日の分科会の映像はこちらからご覧ください。

その中でも、「新型コロナウイルス感染症生活支援事業」については、通常の質疑の他に委員間で意見交換を行い、それに関してのコメントを当局(福祉保健部)からもらいました。この事業を簡単に説明すると、新型コロナウイルス感染症の陽性者が自宅療養している間(1週間分)食料支援をする、というものです。このような支援事業は県でも行っているものではありますので、それと重ならないように食品をそろえるなどするとのことです。一見すると特に問題はない事業なのですが、実は同じ生活支援事業として今年度は感染陽性者には10万円を見舞金として給付するというものでした。しかも陽性者本人のみならず、濃厚接触の家族なども対象になるものでした。3月31日まではこの見舞金支給が続きます。この予算案が可決されれば、4月1日からは見舞金支給ではなく、食糧支援に切り替わります。

この見舞金給付による支援も本人だけではないことも含め、感染しないように頑張っている人こそ褒められるものではないか、見舞金がもらえるなら自分も感染したい、などと市民の中にも問題視していたり不公平感をもっていたりする方がいます。それが来年度からは食料支援に変わるということです。ちなみに、この見舞金支給の今日までの合計金額は7315万円とのことでした。今年になり陽性者が急増したことにより、支出した金額も増加したのでしょうが、かなりの額です。このことを見ても感じるところがあります。

この事業だけではなく、今日の子ども未来部と福祉保健部に加え、17日に審査する教育委員会分を含め、分科会としての意見集約をし、23日の予算決算常任委員会で討論採決を行います。

投稿者: shigeno