一般質問の中継を字幕配信に 中学校合唱祭

議会改革を進めています。私たちが議員になる前からですから8年以上継続していろいろなことに取り組んでいます。新しく「予算決算常任委員会」を設置し、補正予算を含め、予算と決算審査をこの常任委員会で取り仕切ることになりました。ペーパーレスを進めるため、タブレットを議員一人一人に配付し、そこに議案書類をアップするようになりつつあります。議会たよりもリニューアルし、読み手を第一に考えた構成にしました。これらは議会改革とはいえないかもしれませんが、各議員が自立し、本来的な仕事に邁進するとともに、例えば議会事務局に頼りっぱなしにならないようにしています。そんな中、一般質問のインターネット中継に字幕を付ける試みをします。AIを利用して、即時に発言を文字化するのです。活舌の問題があったり、聞き取りにくい部分も当然あることで、ところどころ面白い文字変換になってしまいますが、特に聴覚障害者にとっては必要不可欠なものですし、聞き流してしまってもほんの数秒間ではありますが、文字としての確認もできます。

今日はその字幕配信のデモンストレーションがありました。議事録を作成している業者にこちらも委託して行うものです。市長の答弁の字幕を見ましたが、活舌もよく、速すぎない発言なので、ほぼほぼ適切な変換ができていました。12月の一般質問から導入するようなのです。しかし、この字幕はライブ配信のときのみですから、保存はできません。どんなものになるのか、実際自分では見ることはできませんが、楽しみです。多くの市民の皆様から視聴してもらいたいものです。

午後からは第一中学校の音楽祭を参観しました。先日の柏崎小学校の音楽会は自校の体育館での実施でしたが、今日の第一中学校はアルフォーレでの開催でした。クラスは各学年2クラスあり、それぞれ学年ごとの課題曲と自由曲の2曲を合唱しました。生徒の発表態度はもちろんですが、聴いているときの態度がまた素晴らしかった。発表前後のクラスの入れ替えのときや、閉会式前の時間は、全くといっていいほど私語がありませんでした。これって中学校のイベントなのか、と思ってしまうほどの静けさでした。生徒一人一人がこの合唱祭を成功させるために必要な行動を理解し、しっかりと実行していたためだと思いました。先生に言われる前に、生徒同士で働きかけあったのでしょうね。その場にいた私たちの心が洗われる時間でした。

さて、合唱ですが、私が中学校に勤務していた時にも合唱コンクールで歌った曲が何曲もありました。「時の旅人」「心の瞳」「親知らず子知らず」「虹」など、私にも思い入れがある分、感動もひとしおでした。それにしても中学生の合唱はいいものです。様々な能力の差があっても、声を出せるのであれば誰でも参加できるイベントですし、クラスという集団の心が一つに合わせられる、ということが体感できるイベントです。合唱を創り上げる、ということがその過程を通して味わえるのです。担任をしていると、このイベントの前と後の生徒の表情や人間関係などがものすごく変わり、よくなることが分かります。担任としての幸福感を味わえる時でもあります。

素晴らしい合唱をありがとうございました。

投稿者: shigeno