小学校での防災教育 市有林の伐採視察

今日は午前中に二田小学校での防災教室に参加しました。地震を想定した避難訓練をしたのち、高学年を対象に防災教室としてクロスロードゲームを行いました。防災士として、「防災士チーム柏崎」の一員としての活動です。

これまで何度となく小中学校の避難訓練や防災教室に参加してきました。また、自分が教員だったころは当然ながら毎年避難訓練がありました。学校としては行動する児童生徒にとっても、指導する教員にとってもマンネリにならないような工夫をしながらの訓練や防災学習にしていると思います。訓練のための訓練にならないこと、常に「自分事」ととらえられる防災教室にしなければなりません。そのために、防災士など学校外部の人を交えて訓練や活動を行うことも必要だと思っています。私たち防災士はそのための協力は惜しみません。

午後からは、柏崎地域森林組合さんの市有林伐採の見学をさせていただきました。石曾根地区の市有林です。組合長さんも話していましたが、木を伐採するということは命を育むことにつながります。伐採したその木は倒れますが、それによって家が建ち、家具ができます。そしてその木の周りの植物も育ち、山の生き物も活動を広げます。山を整えることで、人が住むところとの境目がはっきりし、山にいる獣は民家に近づきません。人と鳥獣が共存するためにはこの山の整備は必要不可欠になります。しかし、財政の面、人不足の面などなかなか進んでいないのが現状です。

今日は実際に木を切り倒すところ、倒した木を丸太にするために長さを整えたり、枝を落としたりする重機の作業を見学しました。こういう現場はテレビなどでは見たことがありますが、目の前で実際に見ることは初めてでした。現場の空気や音は映像では伝わらないものだと思いました。迫力抜群であり、作業している人は命懸けでもあることが分かりました。

投稿者: shigeno