今日は一般質問最終日で、4人の議員から以下のような質問がありまっした。
- よりよい教育環境の構築のために
- 柏崎の海の魅力発信と今後への期待
- 本市における土地の諸課題
- 新型ウイルス禍における子育ての諸課題
- 令和3年産米の概算金から考える持続可能な当市の稲作
- 西山地区の投票区の見直し
- 新型コロナウイルス感染症対策
- 経済財政運営と改革の基本方針2021と令和4年市当初予算編成方針
- 予算編成改革による持続可能な行政経営
- 市民の信頼される持続可能な組織づくりに向けて
- 犯罪被害者支援
この中では特に、以前に私も質問した「学校の統廃合」問題です。柏崎市としても重要事項ととらえているようで、以前に比べかなり踏み込んだ答弁がありました。以下のようなものです。
- 国は学校で12~16クラスが適正としている。柏崎市としては、小学校では各学年2クラス以上で全校で12クラス以上、中学校では各学年3クラス以上で全校で9クラス以上が望ましい。
- 現在の小学校20校を8~10校に、中学校11校を4~5校にすることが望ましい。
- ちなみに人口や面積が近い新発田市は、小学校15校、中学校10校。三条市は、小学校19校、中学校8校である。
- 市の総合系計画との整合を図りながら統廃合を進める。
- 今ある31校の学校のうち19校はすでに築30年が経っている。
行政から市民に学校の統廃合をこう考えているとか、学区を再編成するとかいうのではなく、その地区住民から意見を吸い上げた上で統廃合等を検討していくことが望ましいと考えます。それにしても築30年以上の学校が19校もあるとなると、改築も並行して進めていくことになります。改築したばかりの学校が統合される学校になることも考えられます。統廃合はかなり時間がかかりますが、経年劣化による建物の修繕は待ったなしです。お金のこともあり、難しい局面です。こういう問題こそ、市民全員が当事者意識をもって考えていきたいものです。
午後からは昨年度2020年度決算に説明が財務部長からありました。細かな事業ではなく、柏崎市としての財政の状況を話しました。柏崎市としては中越沖地震による負担がかなり大きかったですが、ようやくその負債もなくなりました。ところがここにきての新型コロナウイルスによる感染防止と経済対策、国からの交付金でほぼ賄えるとはいえ、将来のことを考えると市の負担はこれも大きなものになると想像できます。現在の柏崎市の財政状況は危機が迫っている状況ではありませんが、ゆとりがある状況では決してありません。この決算に対する審議は来週以降、本格的に始めます。それに先立ち、「デジタル予算書」による2020年度決済について公開されましたので、興味関心をお持ちの皆様はこちらからデジタル予算書をご覧ください。