今回、一般質問を行う議員は16人です。新型コロナウイルス感染症対策に関する質問は意外と多くなく、他の市政に関するものが目につきました。
今日、私は3番目の質問順でした。以前お知らせした内容です。「子供・若者育成支援推進大綱の受け止め」と「柏崎市交通安全計画」についてのものでしたが、手ごたえとしては十分なものではありませんでした。質問をする前の当局からの聞き取りの段階からそんな感じがしていました。「子供・若者…」については、当局としてはそれなりに取り組みを推進することにしているようですが、今日の段階でも、その大綱の読み取りや活用の仕方が当局内でも浸透していないようでした。直接的な動きではなく、これまでもこの大綱に関して取り組んでいることをブラッシュアップしていこうという職員に期待したいと思います。「柏崎市交通安全…」については、当局からの聞き取りの段階からあまり積極的に私の質問内容については取り組みができないような感じがしていました。路肩のカラー化は、一方通行だったところが対面通行になる四谷通の一部に施す、程度で、小学校から要望で上がってくる道路については行うことを明言しませんでした。無電柱化は、本町通りの一部で実施したことを他の幹線道路に広げる計画の立案も明言しませんでした。どちらも大切なこと、有効なこと、という程度にとどめられてしまいました。この2つとも1回目の答弁を聞いて、もっと深く追求するような再質問も考えたのですが、時間がなく、当初の質問程度しかできませんでした。
ただ今回は、両方の質問に、「横ぐし」について聞いています。「組織縦割り」というのが行政としてはままあるので、市民の利用者が「たらいまわし」になることがあるのです。そういことがないようにするためにどうするのか、どうしていくのか、について質問したのです。なかなか正解があるわけではないのでしょう。市長からは職員の人材育成、意識改革などが答弁されました。組織のトップがこの「横ぐし」の重要性を理解しているので、柏崎市は変わっていく可能性があります。期待しています。
また、インターネット中継を見てくださった方からは、質問するまでが長い、という指摘を受けました。聞いている方も分かるようにかみ砕いて説明したことが逆に良くなかったのかもしれません。次回、上手にできるようにしたいと思います。
この質問に対しては来週になってからかと思いますが、ネットに映像がアップされますので、このサイトからも行くことができますので、ご覧ください。
私の質問以外には5人の議員から以下のような質問がありました。
- 脱炭素のまち・柏崎の災害レジリエンス
- 人と動物の共生社会を目指して
- コロナ禍における雇用シェアの推進
- 新型コロナウイルス感染症対策の現状と対策
- 持続可能な公共交通
- 耕作放棄地と電気柵そして鳥獣被害調査
- 柏崎市の自治体法務
- 柏崎市のスポーツ施設の夜間利用
- 令和3(2021)年4月改正高年齢者雇用安定法の施行
- 色覚検査の対応
- ダイバーシティ柏崎の推進
- エネルギー政策
- 人口減少による影響
特に関心があったものに、市内の公共施設の除却に関するものがありました。現在ある市内の公共施設の総床面積に対して、その10分の1は未利用状態である、とのことです。建物としてはありますが、全く利用されずにいるものですので、その維持だけにお金を使っていることになります。そういう未利用施設の除却に約40億円かかるという試算です。来年度から、この除却のためのお金を毎年2.5億円積み立てるような「基金」を設ける、とのことでした。人口が減り、公共施設の利用者も減る一方です。柏崎市にとっては大きな課題です。