柏崎港50周年記念小学生体験航海

今年は柏崎港50周年の年です。昨年から市のイベント、学校のイベントが中止あるいは縮小している中、年度当初に計画したこの「小学生体験航海」は実施できることを願っていました。このイベントは昨年度の私の一般質問でも市長が計画を答弁していたもので、当初予算もつきました。市内の小学6年生全員を対象として、柏崎港から中央海水浴場沖まで船で出て、会場から柏崎のまち、米山を見ました。この船は海上自衛隊の「すがしま」と「あいしま」です。

7月末に台風が来て以降、真夏の暑さが続いています。コロナ感染症以上に熱中症の心配が大きく、実は今日の実施も心配していました。子どもたちはわずか1時間弱の航海とはいえ、甲板は日差しを遮るものもなく、大変だったかもしれません。しかし、海上は陸上のそれとは違い、風もあり気持がよかったように思います。今日の体験航海には、市長、教育長、議長をはじめ漁業協同組合柏崎支部長、柏崎地域振興局長などと一緒に私たち議会の常任委員長3人も一緒に乗船しました。

航海中に船員からこの船のことや海上自衛隊のことを説明してもらいました。

  • この船の役割は →機雷の除去。機雷は戦争時のものとして日本海にもある。機雷を発見したら海の中で爆発させるか、陸に上げて処理するかする。
  • なぜ木造なのか →機雷を処理するため、磁気を帯びない構造にしている。今は強化プラスチックの船もある。
  • 普段はどのにいる →舞鶴港に配置されている。舞鶴港から柏崎港までは1日半くらいかかる。
  • 船員は何人くらい乗っているか →40人くらい。
  • 1回の航海の期間は →長くても1週間。水をつくる装置がないため、水の貯蔵がそれほど長くないため。
  • 勤務時間や休憩はあるのか →しっかりとしている。休憩時間にはテレビを見たり、つながれば携帯電話をしていることもある。
  • 金曜日はやはりカレーが出るのか →金曜日の昼食がカレーになっている。船によってカレーのレシピが異なる。

海上自衛隊が柏崎市のイベントに協力してくださることはうれしいことです。そして小学6年生の皆さんも船上から故郷柏崎を見ることは初めての人が多かったと思います。私も「あいしま」に一緒の乗船させてもらい、「すがしま」と米山のツーショット(?)を見たときには感激しました。市長をはじめ市の当局の方々、いいイベントを計画してくださり、ありがとうございました。

投稿者: shigeno