一般質問1日目

今日から一般質問が始まりました。今日は6人の議員が、「新型コロナウイルス感染症ワクチン接種」「人口減少対策とUIターン促進事業の進捗状況」「空き家対策」「柏崎市墓園の利用」「柏崎市の将来と市民意識」「生涯学習との出会いをつくるまちづくり」「原子力発電所立地自治体の覚悟」「人口動態を踏まえた学校施設の方向性」「柏崎市観光ビジョン」「柏崎市の子どもたちにおける競技スポーツ」「未来につなぐ住民主体の地域づくり」「外国人介護人材の活躍推進」「ヤングケアラー問題と子ども・若者支援」「福島復興を進めるために」「コロナ禍の生活困窮」「柏崎の人工透析の現状」「文部科学省放射線副読本と放射線教育」「東電の核物質防護違反」についての質問がありました。詳細は柏崎市議会映像配信でご確認ください。

これらの質問の答弁としていくつか重要だと感じることがありました。以下に記します。

  • 高齢者の新型コロナウイルス感染症のワクチン接種は7月には終わらせる。
  • 柏崎市の5年後の人口を7万7000人と想定。最近は1年間に1200人程度の減少になってきている。2060年には4万人を下回ると予想される。人口減の大きな要因は「自然減」、出生数減。
  • 現在は市内に80軒の特定空き家がある。
  • 第5次総合計画前期基本計画での人口についての指標は間違っていた。
  • 2010年から2020年までの10年間で小中学生は1500人減った。
  • 学校の統廃合に向けて5月に庁内にプロジェクトチームを立ち上げた。12月末までに統廃合に向けてのロードマップを作成する。
  • 学校は子どものためにある。決して地域のためにあるものではない。将来において小中学校31校を維持することは困難である。
  • 外国人介護人材について市内の事業者は4年前までは前向きではなかったが、現在は技能実習生としてインドネシア人7人、ミャンマー人8人の力を借りている。

これらの答弁内容について感じたことです。

  • これまでは柏崎市の人口減は社会減が主な要因だととらえていましたので、自然減が大きな要因だとした発言は初めてだと思います。本当にそうなのかはやや疑問が残りますので、私も研究していきたいと思いました。
  • 第5次総合計画前期基本計画での人口指標は間違っていた、としたということは、それに伴う施策や事業は適切ではなかったとつながります。後期基本計画では大きな軌道修正を図るということなのでしょうか。
  • 学校の統廃合について、「学校は子どものためにあり、地域のためにあるものではない」と言い切りました。地域の核としての学校存続を考えている地域住民にとっては厳しい言葉だと思いました。しかし、このくらい言い切らないと学校の統廃合は踏み出せない状況なのだとも思います。市民一体となって考えなければならないことです。

明日の午後1時からが私の質問です。インターネット、FMピッカらなどで視聴していただき、ご意見をお聞かせください。よろしくお願いします。

また、昨日新聞で、「豪雨や台風で被災の恐れがある浸水想定区域や土砂災害計画区域に立地し、防災上の配慮が必要だと判断している公立小中学校が新潟県に357校ある」と報道されていました。防災士の研修会もありますので、柏崎市にそのような学校はあるのかを危機管理部に聞きました。洪水に関しては小学校5校、中学校2校が、土砂災害に関しては小学校3校、中学校1校が該当しているとのことでした。いずれも避難計画は作成してあるとのことです。該当する学校へ防災教育の指導者として参加することがあった場合は、これらのことについても意見交換できるようにしておきたいと思います。

投稿者: shigeno