陸上大会今井杯

例年は夏休み中に行われている「今井杯」で、小中学生を対象にしています。今年は明日から柏崎市陸上競技場が改修工事に入るため、今日、大会が行われています。改修工事はこのグラウンドが公認グラウンドであり続けるために、5年に1回整備を行っていくものです。1周400mのグラウンドですが、1cmであろうとゆがみは許されないのです。ちなみに、柏崎市陸上競技場は日本最古の公認グラウンドです。

この時期、中学生にとっては、7月に行われる通信陸上大会への標準記録突破が一つの目標になっています。そのため、例年は中学2年生までの選手が参加していましたが、今年は中学3年生がいくつかの種目にオープン参加しています。それはそうと、現在はコロナ禍にある状況ですので、屋外とはいえ、陸上大会でも感染症対策はしっかりと取られていました。小学生は付き添いの家族のみ、中学生の保護者の観戦はなし、役員は今日までの健康状況を報告するなど徹底していました。こういう対策を徹底しているから柏崎市の感染者は増えないのではないかと思います。

さて、今日は風や天気も記録を狙うには適切な状況でした。大会新記録も出ました。その中、小学6年生女子の優勝タイムは13秒55でした。追い風が2mを超えていましたので公認にはなりませんでした(予選でこの選手は公認の大会新記録を出しています)が、このタイムは中学2年生の通信大会標準記録をも突破するタイムです。将来が楽しみな選手です。

大会の最中、山縣選手が100mで9秒95の日本新記録を出したことを知りました。28歳(6月10日で29歳)という年齢は一見若く、これからますます記録も伸ばしていけるように思われますが、日本代表になるべく切磋琢磨している選手たちの中では最年長です。桐生選手は25歳、サニブラウン選手は22歳ですから、これからもこの9秒95を突破してくると予想できます。山縣選手はこれまで2回オリンピックに出場しているとはいえ、ここ最近では肺気胸やじん帯損傷などいくつかのけがに見舞われました。それを克服して現在に至ることは多くの人が知るところですので、その分応援しようと思える気持ちにもなるのでしょう。オリンピック出場に向けて6月下旬の日本選手権で代表選手が決まります。こちらも楽しみです。

投稿者: shigeno