防災士ステップアップ研修

今日は久しぶりに防災士の研修が行われました。コロナ禍の影響で1年くらい実施していなかった研修でした。コロナ禍であるかないかに関係なく災害は発生します。災害被害をいかに減らしていくか、災害後に適切な処置ができるか、避難所が開設された場合の運営は大丈夫か、などは防災士だけではなく、多くの人に関わってきます。私たち防災士は少なくてもこれまでにこのような研修は受けてきていることではありますが、実際の現場で活動したことはなく、時間が経つと研修内容も忘れてしまいます。繰り返し研修を受けておくこと、訓練として身体を動かしてみることは今日をリスタートとしていきたいと思います。

さて、今日の研修は「降雪時の火災対応」についてでした。今年1月のあの降雪、家から出ることも困難を感じるような降雪。そういう時に火災が発生したらどうなってしまうのか、考えて準備を整えておく必要があります。正直なところ、あの大雪のときに火災の発生など全く考えませんでした。除雪のことで頭がいっぱいだったのです。しかし、今日の講習を受け、少なくとも行っておかなければならないことが分かりました。それは、「消火栓、防火水槽の場所の除雪」です。消火栓の設置場所は道路わきなどに標識が立っています。火災発生時には消防署員が標識に従ってスムーズにホースを差し込めるように除雪しておく必要があるのです。ただ、消火栓の場所が道路にある時はその場所だけの除雪によって段差ができると、車の走行に支障があるため、「掘り返したのち、もう一度柔らかい雪で埋め直しておく」ことが大切とのことでした。こういう知識として知っておくことを地域の自主防災会の人にも伝えておきたいと思いました。

今日の講師は柏崎市の前消防長の近藤様でした。まだに現場に出ていた防災のプロですから、詳細をしっかり説明していただけました。ありがとうございました。次は私たちが今日の講習を実践にどれだけ生かせるか、地域の方々に伝えていけるかです。頑張りたいと思います。

投稿者: shigeno