文教厚生常任委員会

来年度2021年度予算の審査が始まりました。今日は「子ども未来部」と「福祉保健部」関係の予算や条例改正についての審査でした。

予算審査となると、事業にいくらの予算を配当しているのか、ということが直接的なことになります。しかし、新規事業であればその事業を行おうとした理由、継続事業であっても前年度からの予算配当の増減、前年度の評価と今年度の変更点など、あるいは前年度まで行った事業なのに今年度は行わなくなった事業があればその廃止理由、などまで深めていくことになります。ただ、一般質問と違い、自分なりの考え方と市の方針の違いを主張したり、大きなくくりとしての施策の市の考え方を聞くとなるとこの予算審査とは少し離れてしまうような気がしてしまいます。予算審査となると何でも質疑していいという国会のやり取りとは少し違うものだと思います。

それはそうと、子ども未来部にしても福祉保健部にしても総括的に質疑したことは、「新型コロナウイルス感染症に関すること」「少子化子育て高齢者障害者支援に関すること」「人材確保に関すること」でした。市の一般会計予算のおよそ30%が民生費にかかる費用です。その費用が適切に必要としている方に必要としているサービスとして届いていることが必須になります。議員の目は市民側それもその中でも少数の方の立場に立つことがあります。残念ながら行政としては目が届きにくいところもあると思います。そういうところを議員の目が補うこともあるのです。しかし、市としてはやはり多数の方々を主に対象とした方法で取り組むものだと思います。少数の方がいることを認識しながらも、それは個別に対応するとして進めるものだと思いますので、少数派の立場に立って、そこをメインに考えた取り組みに変更するべきという主張はなかなか叶うものではないと思います。そういう質疑を担当部長としても市の方針は変わらないと思いますので、どうしても伝えたいことは一般質問でするものだと考えます。

先週の金曜日に課長以上の人事が発表になったようです。定年で退職する部課長にとっては今回の常任委員会が議員とのやり取りの最後になります。やはりこの時期はそうした別れがつきものですから少しいつもと違った感情がわいてきてしまいます。私だけでしょうか。

投稿者: shigeno