代表質問

今日は代表質問が行われ、全8会派の代表が施政方針や新年度予算編成、所信表明について質問しました。ほとんどの会派が原子力発電所問題、中でもIDカード不正使用に関わり東京電力の適格性に関する質問をしました。私たちの会派はそこには触れず、先日提出した項目で質問しました。特に、施政方針のむすびの言葉の真意を問うことについては他の会派がほとんど触れなかった中での質問でしたので、質問してよかったと思いました。あの文言については質さなければなりませんから。

それは、「ご自分のお考え、主義を大切にしながら、その一部を他の考え、主張にお譲りいただきたいと思うのです。その覚悟が求められます。その覚悟が柏崎の可能性を切り開きます。云々」です。市民やその代表たる議員に対して「その一部を他の考え、主張にお譲りいただきたい」とは首長が言う言葉でしょうか。私は違うと思います。言ってはいけない言葉だと思います。異なる主張をもっている面々に対してそれらを譲り、自分たちで落としどころを考えろ、というのは首長が行うべき決断を投げ出していることになります。自治体の未来を決めるためには、首長が様々な意見を聞き、それを通して首長が判断、決断するのではないでしょうか。議員は自分の人生をかけて主張をするのです。その主張は、市民の福祉の向上のためであり、決して自分の利益のためではないのです。

こんなことは市長本人も分かっていることだろうと思います。今日の質問に対して、「質問してくださりありがとうございます。あえて書きました。言うなら確信犯です」という旨の答弁をしていましたから。あえて記したということはどういうことなのでしょうか。我々議員のふがいなさを叱責しているのか、わざと怒らせて発奮させようとしているのか。しかし、この発言は国会など大きな議会でその長が発したとあれば、大きな問題になるような文言だと思うのです。施政方針をぜひお読みになり、ご意見をお聞かせください。

施政方針の内容はこちらにからどうぞ。また、今日の代表質問の映像もアップされますので、このサイトから「映像(本会議の中継)」を選んでご覧ください。

投稿者: shigeno