随時会議 文教厚生常任委員会協議会

柏崎市議会は通年会議制をとっているので定例会議ごとに議会を閉会するわけではありません。定例会議の間にでも今日のような会議を行うこともあります。それを「随時会議」と呼んでいます。今日の随時会議は補正予算と意見書の採択についてでした。補正予算は職員の給与に関する条例の改正により生じた人件費についてですので、問題ありませんでした。意見書は「北朝鮮による拉致問題の早期解決を求める意見書」です。これは柏崎市独自に提出する意見書ではなく、他の議会とも連携をとり、提出するものです。柏崎市にはこの北朝鮮に拉致された被害者、蓮池さんの地元です。幸い蓮池さんは本人と奥様、そして二人のお子様も無事に帰国することができています。しかし、横田めぐみさんをはじめ、拉致されたとする方々の多くは帰国を果たしていませんし、その所在も不明です。この拉致問題の解決は一つの自治体でやれることなどありません。国と国の問題になっていますので、日本としてのけじめのつけ方を国民にも理解できるように進めてほしいのです。

午後からは文教厚生常任委員協議会が開かれました。ここでは「高齢者保健福祉計画・第8期介護保険事業計画(案)」の素案についてと、「荒浜小学校における新型コロナウイルス感染症の集団発生」についての報告でした。

事業計画については、3年ごとの期間で繰り返し立てられているもので、来年度からの第8期の計画になります。今回は昨年から猛威を振るっている新型コロナウイルス感染症への対応も含めてのものになっています。私からの質問としては、「持続可能なシステムになっているのか」「自助と公助の在り方」「135人いるといわれている特別養護老人ホームの待機者解消に向けての取り組み」について聞きました。残念ながら特別養護老人ホーム待機者の解消はこの第8期だけでは難しいとのことでした。しかし、バックキャスティングとして、3年後には0人にするという目標達成のためなら現在は何をすべきか、という計画が必要だと思います。

荒浜小学校の件については、学校のクラスター化は県内初めての事例ということで報道もやや大きく扱っています。12月7日(月)に学校が再開できるように進んでいるとのことです。その間の給食、学習の保証、などについてもしっかりと対応しています。ただ、正直、感染者の入院体制やその後の退院から仕事復帰に至る詳細については語られませんでした。個人の特定やそこからの誹謗中傷などが心配されるからかもしれません。学校を介して広がってしまったことに対しての原因究明と今後の改善などは他の学校で発生させないためにも参考にしなければならないことです。対応を適切にお願いしたいものです。

投稿者: shigeno