柏崎小学校音楽会 パラスポーツイベント

午前中に、母校である柏崎小学校の音楽会を参観しました。今年はコロナ禍のため、多くの学校イベントもそのやり方を変えたりして何とか実施しています。柏崎小学校の音楽会も、低学年、中学年、高学年と時間を分け、参観者の保護者の入れ替えを行いながらの実施でした。参観者の入れ替えの時は学校職員が子どもたちが使った楽器を消毒したり、保護者や来賓の椅子を消毒したり、窓を開けての喚起をしたりと大変だったようです。全体の時間も通常の倍くらいかかったと思います。このような中でしたが、子どもたちの歌声、演奏を聴いていると心が和み、もっとこの時間を過ごしたいと思いました。指導する先生方の苦労もよく分かるので、今回のイベントが成功したことに心から感謝します。ありがとうございました。そしてお疲れ様でした。

午後からはパラスポーツイベントを参観しました。「パラ」はパラリンッピックであり、障害者スポーツのことです。最近は障害者スポーツに光が当たり、障害がある方々のスポーツ参加が当たり前の雰囲気も広がってきました。私の教員時代の初めの頃は今でいう特別支援学級が特殊学級と呼ばれていたこともあり、そこに所属している子どもたちがスポーツをするということに対して偏見をもっていた人も少なくない現実を感じていました。今では信じられないことですが、わずか30年くらい前までの日本はそんな感じだったのです。

今日は総合体育館で、十日町市で共生社会実現の向けて活動をしているNPO法人ネージュスポーツクラブの方々と障害者スポーツ団体「十日町アクティブ」の皆様も参加して、柏崎で障害者のスポーツを行っている方々やスポーツ指導員の方々との交流ゲームを行いました。種目は「ユニバーサルボッチャ」です。ボッチャは競技としてはペタンクに似ており、得点集計はカーリングに似ています。2チームに分かれ、ある基準ボールに6球ずつのボールを投げたり転がしたりしてより近づけたチームが勝ちます。

私にとってボッチャを見ることも球を触ることも初めてでしたが、デモンストレーションのゲームを見ただけでルールも分かり、やってみたくなるくらいでした。面白いゲームです。

今回来られた十日町のネージュスポーツクラブの関口事務局長は以前教員をされており、その頃から私も知っていた方でした。その方が指導に熱中することが分かるくらい魅力的なスポーツでした。ただ、そこでも紹介されていましたが、今回来られた十日町アクティブのスポーツチームには柏崎市出身で柏崎市在住の障害がある方が所属しています。スポーツがしたくても柏崎には障害者がスポーツを行えるチームがないのです。ショックを受けました。特別支援教育だ、インクルーシブ教育だ、障害者の働く場の開拓だ、などといっても、そこにいる障害がある方々の遊び、スポーツ、レクリエーション、など交流できる場・組織・チームがないことは残念なことです。改善しなければならない大きなことだと思いました。障害があるなしに関わらず、一緒に楽しみ、汗を流せる環境を整えることも私の活動の一つのテーマになりました。今日、お越しいただいた十日町の皆様、ありがとうございました。

投稿者: shigeno