柏崎総合医療センターの院長先生と面談

今日は柏崎総合医療センターの相田院長先生と面談させていただきました。6月30日の新潟病院の中島院長先生に引き続き、最近の新型コロナウイルス感染症に対する見解や柏崎市の医療に関する意見交換をしてきました。

個人的に6月の初めに娘がこの医療センターで子どもを産みましたので、大変お世話になりました。出産前後には私も何回も病院に通いましたので、病院の様子も少しは分かっていました。

今日の意見交換で印象に残っていることを以下に記します。

  • 個人的には新型コロナウイルス感染症の第2波は来ないと考えている。
  • 新型コロナが出始めてから患者数は2割減少した。このままだと病院の存続にも関わってくる。数億円規模の赤字になるかもしれない。
  • 患者を受け入れる体制として職員を増員しているが、救急はそれまでの半数くらいになっている。人が出歩かなくなったからけがなども少なくなっているのかもしれない。
  • 400床の病床があるが、通常350床埋まっていて採算があるところ今は280床くらいしか入院患者がいない。
  • 病診連携について、大きな病院間での情報共有は難しいと考えている。それぞれの病院に入っているシステムが違うので、違うシステム間のデータのやり取りは難しい。
  • 電子カルテ自体医療センター内でも完全ではない。今でも患者がカルテを持って病院内を移動している。この状況は早急に改善する必要を感じている。
  • 大きな病院同士のカルテの共有は難しいが、まちの診療所の電子カルテを閲覧して、診察をすることは可能だと考える。診療所の電子カルテ化の導入が進めばいろいろなところが変わってくるかも。
  • 電子カルテの状況が進まないため、遠隔の診察もそれまでと同じ薬を出す程度なら行えると思うが、診察をするとなると、画面を通しての診察はいくつかの課題がある。例えば決まった時間に画面に向き合うことができるのかとなると、患者に待ってもらうことが頻繁に起きてしまうことがありそう。 

上記以外にも柏崎市への要望などにも話題が及びました。総合医療センターは柏崎市の医療の根幹をなす病院です。新潟病院ともども市として支援をしていくことで、市民の安心した生活がかなえられることにつながります。我々議員としてもその行方には注視していきたいと思います。

総合医療センターの院長先生をはじめとした皆様、今日はありがとうございました。

投稿者: shigeno