随時会議

21日には使用済み核燃料税条例についての採決を取る随時会議を行いましたが、今日は主に新型コロナウイルス感染症対策についての補正予算の審議を行いました。

この新型コロナウイルスに関わる自粛は、日本だけでなく全世界に広がっています。ロックアウトとして都市閉鎖をしているところもあります。日本はこのような強制的な取り組みは法的にもできないので、「要請」「お願い」「指示」ということになります。しかし、国から「要請」されたら、それは強制ではないからそれまでと同じように続けていく、ということはなかなかできないようです。これが日本人としての国民性なのかもしれませんけど。ちなみに、学校の休校は国がその権限をもっているものではなく、各自治体の教育委員会の権限で行うのです。だから、政府が「休校」といっても従う義務はないのです。でも、やっぱり従ってしまいますよね、国民性として。

この「要請」には必ず「保障」がセットとして告知されなければならないと私は思います。各事業所や商店に休業の要請をしたなら、それなりの保証を用意して示さなければ従わないと考えられるからです。しかし、今の国からの要請はなかなか保障が見えにくく、あるいは利用しにくくなっているような気がします。そして国民には、一人当たり10万円の支給を行うことでまとまりました。でも、この10万円はどのような目的のお金なのでしょうか。経済を回していくためのもの、我慢してもらっているからその手当、不必要な支出があったからその補填、…なんなんでしょうね。

それはともかく、柏崎市ではこの新型コロナウイルス感染症拡大防止に関する予算を以下のように計上しました。

・新型コロナウイルス感染症対策事業としての医薬材料費として627万円。

・緊急雇用対策事業としての緊急雇用安定給付金として1500万円。

・緊急景気対策事業としての小規模事業者経営支援補助金として3000万円。

・庁舎の窓口にパネルを設置する経費として148万円。

・柏崎元気発信応援事業として柏崎を離れている学生などに柏崎の名産品を送る経費として320万円。

計5000万円以上の予算を計上しました。

柏崎市として新型コロナウイルス感染症に関しての取り組みはかなり早く、効果を期待させるものです。これは市長も一般質問で答弁していましたが、市の職員の皆様の献身的な動きがあってこそのことです。感謝しています。

投稿者: shigeno